安心出来る背中 中編 ページ46
「ナルトっ？！」
尾獣を抜かれた人柱力は、死ぬ。
アラタ達がマダラさんと戦う中
その事実が私達の目の前に、
突きつけられていた。
最後の九尾が吸い込まれてしまい、
倒れ込むナルトを私は支える。
どんどん体が冷たくなっていくナルト。
それを見て
失態を犯してしまったと、
悔やむような顔をするシン。
「俺がもっと見ておけば…
ナルトはこんな事には…
俺はっ、ダンゾウ様に任されたと言うのに…！」
「シン、お前のせいじゃない！
今は後悔するよりも、
ナルトを生かす方法を考えるんだ！」
汗を流して、
私は思考を回転させる。
どうにかして死を
先延ばしする方法はないか。
私はそんな事を考えながら
必死に心臓マッサージ兼掌仙術をする。
「く…う。」
掌仙術はチャクラを手に使うので、
まるで剣山の上に掌を転がすかの
ような痛みが襲ってくる。
「先生！腕が！」
サイが煙が上がり亀裂が入る私の腕を見て、
驚愕の声を上げる。
「私の事はいい！
今は少しでもナルトの心臓を動かして
体中の血を巡らせる！」
血液が酸素を運び細胞に届ける。
心臓マッサージ、
そして人工呼吸を止める間もなく続ける事によって、少しでもナルトの細胞が死ぬのを遅らせる事ができる筈だ！
「私の腕も持たなくなる！
早く、医療忍者を探してくれっ！！」
そう焦る私に先程の砂の忍が声を発する。
「そうだ！ナルトの同期、
サクラならば医療忍者だ。
ナルトをどうにかできるかもしれない！」
サクラか！
彼女は綱手の弟子、立派な医療忍者だ、
可能性は…ある！
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おぼろん(プロフ) - 夜更かしさん» ありがとうございます！とてもモチベーション上がります！これからも更新頑張りますね！ (2020年9月30日 16時) (
レス) id: a49c31890f (このIDを非表示/違反報告)
夜更かし - 続編おめでとうございます！！ (2020年9月30日 13時) (レス) id: 103c361fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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