安心出来る背中 前編2 ページ45
私達が精一杯鎖を引っ張っても、
殆ど効果はなく、
尾獣が一人、またひとりと、
外道魔像の中に取り込まれて行く。
「アラタ！」
「あぁ、わかっている。
鎖が駄目なら、本体を攻撃すればいい話だ！」
アラタと障間が二人、
外道魔像の上に立つマダラに向かって、
攻撃を仕掛ける。
「まぁ、そう来るだろうな？
アラタ、そして柱間のせがれよ…
この俺、うちはマダラが相手をしてやる。」
「火遁、豪火滅却！」
アラタが口から広範囲の炎を出して、
外道魔像ごとマダラさんを燃やしにかかる。
「援護するよ、アラタ！
風遁、豪猛風！」
アラタの全てを燃やし尽くすかのような炎、
そして障間の後押しにより、
さらに高く燃え上がる。
彼らの術により
辺りが火の海と化し、
焼け焦げた臭うが戦場を漂い、
外道魔像が痛みからか苦しそうに咆哮をあげる。
突如、巨大な青い剣が現れ、
アラタ達に振り下ろされる。
「障間！こっちに来い！！」
アラタのその大声に
障間はすぐさま彼の元へ飛ぶ。
瞬間、アラタの周りから
黄金に光るスサノオが現れ、
その巨大な剣を両腕で受け止める。
「やるな。」
アラタの炎を切り裂き、
マダラの青いスサノオが姿を見せた。
マダラはいかにも戦闘が楽しいと
言わんばかりに彷彿とした表情を浮かべている。
「一度くらいは、
スサノオ同士の戦闘をしたいと思っていた！
丁度良い…付き合って貰おう、アラタ。」
「俺としてはすぐさま、
この戦いを終わらせたいのだが？」
「そう言うな。
お前もうちは一族なら…
俺の気持ちもわかるだろう？」
そう言って更に刀を握るスサノオの腕の力を強めるマダラ。
「ぐっ…」
アラタが苦しそうに呻き声を上げ、
目から血を流す。
「俺を忘れられては、困る！
土遁、土流壁！」
突如、スサノオよりも
巨大な壁が地面から出現し、
マダラのスサノオを押し返した。
数歩後ろへ下がりマダラは壁を見上げる。
「これ程の壁を作るには
相当のチャクラ量が必要になるだろうな？
やはり、柱間の血縁者なだけあるようだ。
だが…」
マダラは壁を一刀両断してニヤリと笑う。
「流石に柱間には届かないようだが…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 110人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「トリップ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おぼろん(プロフ) - 夜更かしさん» ありがとうございます！とてもモチベーション上がります！これからも更新頑張りますね！ (2020年9月30日 16時) (
レス) id: a49c31890f (このIDを非表示/違反報告)
夜更かし - 続編おめでとうございます！！ (2020年9月30日 13時) (レス) id: 103c361fd1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
