皆んなの約束 後編3 ページ43
柱間さんは今度はシン達の方を向く。
「お前たちにはまだ早いかもしれぬが、
その時にはまた皆で酒を酌み交わそうぞ！」
「「は、はい！」」
「そうと決まれば、俺も張り切らねば！
と言いたい所だが、
俺の仙術チャクラを殆どマダラに
持っていかれたんぞ。
今は動けぬのだ。すまぬ…」
ずぅーんと落ち込むかのように
言う柱間さん。
「柱間さん…別に、」
「あれが…忍びの神？」
とサイが言うのが聞こえた。
おい、コラ…と私は少し彼をこずく。
いや、でも今の彼の膝を
抱えて落ち込む様子を見たら、
確かに疑ってしまうのもわかるが。
「A、あいつなら尾獣の方に向かった。面倒だが、そろそろ取り込むつもりらしいな。急いだ方がいい。」
そう言うアラタに私は頷く。
「わかった。」
「お父さんは動けるようになるまで此処に。」
「うぬぅ…すまぬ。」
「シン、サイ、
お前たちも此処で柱間さんを、」
サイが私が何かを言い終わる前に、
言葉を被せる。
「いや、僕達も行きます！先生！」
「マダラさんがいるんだぞ？
お前達には、危険だ、」
「先生！」
シンの首を縦に振って
断固ついていくと宣言する。
そうだ、
私は今まで
全てを一人でやろうとしてしまう…
そんな悪い癖が出ていた。
彼らは私の弟子達だ。
信用して託してあげる事こそ、
師のやるべき事。
「わかった。
だが、これだけは約束しろ。
無理はするな。」
「それって、先生が言えませ、」
サイは首を傾げて何かを言い終わる前に、
シンがサイの口を手で塞ぐ。
「…？」
「わかってるって！先生！」
眩しいくらいの笑顔で、シンはそう答えた。
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おぼろん(プロフ) - 夜更かしさん» ありがとうございます！とてもモチベーション上がります！これからも更新頑張りますね！ (2020年9月30日 16時) (
レス) id: a49c31890f (このIDを非表示/違反報告)
夜更かし - 続編おめでとうございます！！ (2020年9月30日 13時) (レス) id: 103c361fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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