復活の儀式 後編 ページ30
重吾が水月を説得する中
カリンがそこで疑問を問う。
「でも、サスケ。
一体どうやって復活させるんだ？」
「…。
簡単な事だ…
此処に材料が転がっている。
重吾、その女を連れて来てくれ。」
そうサスケは言うと、
寝転がっている二人を見る。
材料が転がっている？
ん？
それって、もしかすると…カブト達のこと？
「待て、サスケ。
その為に私二人を連れて来た
訳じゃないんですけど？」
バッと意識のない彼らの前に片手を出すと、
一言サスケに返す。
「安全な場所にって話だろ？」
「何も殺す訳じゃない。
そっちの方にかけられた
大蛇丸の呪印を使うだけだ。」
サスケはアンコの方に、
視線を向けると、そう私に返す。
「あいつの呪印には
大蛇丸のチャクラが流し込まれている、
それを逆に利用して奴を呼び出す。」
「あ！おいっ！」
そう言って私を押しのけるサスケ。
「解邪法印！」
サスケは素早く印を結ぶと
アンコの首元の呪印に手を触れる。
すると途端に、
案外太めの蛇が呪印から現れて、
しかもその蛇の口の中から大蛇丸が現れた。
「うわっ…」
この気色の悪い光景を見て
今のこの感情を感じているのは
きっと私だけじゃない筈だ
「貴方の方から私を呼び出すとはね
サスケ君…ふふふ」
復活したばっかりなのに
相変わらずの怪しい笑みを浮かべる大蛇丸。
ふと、私の方に歩を進めると、
私の顔を、というか目を見る大蛇丸。
「随分と久しぶりね…
まさか氷雨A、
貴方も一緒にいるだなんて驚いたけれど…
その目、とても似合っているわよ。」
「…そりゃ、どうも…」
彼の目から視線を逸らす私。
苦手だ、こいつ…
私の葛藤などつゆ知らずに、
サスケは本題に入るようだ。
「大蛇丸、あんたに
やって貰いたい事がある。」
「そんな事、いちいち説明しなくてもいいわ。あの子の中でずっと見てたから。」
サスケは手に巻物持って、
大蛇丸に言う。
「俺は、あまりに何も知らない。
奴らに全てを聞く。」
「そんな事知らなくていいじゃない。
貴方はまだ子供なんだから。」
「子供ではいられない。
俺はどうあるべきでありどう行動すべきなのか…知る必要がある…」
サスケのその表情
イタチのようにあんまり
考えすぎなければいいのだが…
大蛇丸は興味深そうに何かしらが変わった彼を見る。
「今の貴方悪くはないわね…
いいわ、協力してあげる。」
「場所は何処だ？」
「ふふふ、貴方もよく知っている場所よ…
さぁ、行きましょう？」
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おぼろん(プロフ) - 夜更かしさん» ありがとうございます！とてもモチベーション上がります！これからも更新頑張りますね！ (2020年9月30日 16時) (
レス) id: a49c31890f (このIDを非表示/違反報告)
夜更かし - 続編おめでとうございます！！ (2020年9月30日 13時) (レス) id: 103c361fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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