復活の儀式 前編 ページ28
「サスケェ！」
少しすると女性の声が聞こえてきた。
「その声は、カリンか…」
その直後、何の知らせもなく、
サスケは突如口寄せを解術する。
しかも、空中でだ。
「ッ？？！」
ヒューンと落下していく私と、
私の側で寝かせていたアンコさんとカブト。
未だ気絶している二人は
そのまま真っ逆さまに落ちていく。
「テンメェエエエ！！？
ふざけんじゃねぇぞ？？！」
私はすぐさま彼らの方に
手を伸ばして抱き抱えると、
足にチャクラを纏わす。
「ぐっ…うぅ…」
封印術から来る激痛が
足に全体に走るが今はこれしかない。
私は死んでいるからまだいいとして、
この二人は生きているのだ。
グングンと近づいて来る地面に、
私は覚悟を決める。
「お願いだ…
もってくれよ、私の足…」
瞬間、足から体中に衝撃が走り、
バァンとまるで爆発したかのような音が
辺りに響く。
「ッッ…」
地面にクレーターができ、
私は即座に腕の中にいる彼らの安全、
そして自分の足の無事を確認し、
ヘナヘナと膝をつく。
「はぁああ…良かったぁ…」
「ひ、人が降って来たよ！サスケ！」
白い髪の男、多分こいつは水月だろう…
彼は私を指差しながら
何事もなかったかのように
木に座っていたサスケに顔を向ける。
「降って来たというか…落ちて来ただな…」
私は、そう男に私は皮肉を込めて言う。
「あぁ、そいつは知り合いだ、
何も気にするな。」
「は？」
彼の態度につい、
ドスがきいた低い声が出てしまった。
「サスケの知り合い？」
図体こそ大きいが大人しそうな雰囲気の男、
重吾が首を傾げる。
「あぁ。」
しかし、先程のサスケの行動、
流石に頭に来た私。
そっと二人を地面に転がして、
私はキッとサスケの方を睨む。
「貴様ぁ！！よくも！
そんな態度でいられるな？！
今、私がこんな封印
かけられた状態じゃあなかったら、
即座にお前に氷柱花お見舞いしてたからな！！」
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おぼろん(プロフ) - 夜更かしさん» ありがとうございます！とてもモチベーション上がります！これからも更新頑張りますね！ (2020年9月30日 16時) (
レス) id: a49c31890f (このIDを非表示/違反報告)
夜更かし - 続編おめでとうございます！！ (2020年9月30日 13時) (レス) id: 103c361fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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