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未来の医療忍者様へ 後編 ページ1

内容もそう知らないし、
説明するのも面倒だった私。

しかし
ふと良い返しを思いついた。

「よし、リオ…
私からいい事を教えてやろう。」

そう言うなり、
彼はパァッと顔を明るく輝かせる。

「なになにッ?!」

「いいか??

理解する為の近道は、
誰かにわからない事を
片っ端から聞く事ではない。

人に聞くよりも前に
お前が自分自身で行動を起こし
努力から解読して見せろ。

それが、実質全ての内容を
理解する為の第一歩だ。」

「いたっ!」

おでこにデコピンをくらわせてやると
まるでハリセンボンのように彼は口を膨らませた。

どうやら私が言いたい事は伝わったらしい。

「お姉ちゃんのケチ!」

「ケチ?
私はケチじゃないぞ。」

そう言いながら私はある本棚を指さす。

「あそこら辺にある巻物は大体、
関連した内容のものばっかりだ。

あの本棚ごと全部、リオにやるよ。」

「え?これ全部?!」

「あぁ、その代わり、
全て解読して見せろよ?

それにもしわからない事があれば
お姉ちゃんにも助けて貰えばいい。」

内容的には今の彼には
まだまだ十数年早いし、
大人であろうと全て理解できるかと
言ったらそうではないものばかり…

それだというのに彼は
これから忙しくなるであろう日々に
嬉しそうに頬を綻ばせた。

「うん!ありがとう!」

そしてリオは早速、
自分が持てるだけの巻物を両腕に持って
部屋の外へと走り出て行った。

きっと、畑で手伝いをしているらしい
ミオとハルノ君に見せにでも行くのだろう。

「急ぎ過ぎで、転ぶなよ!」

「うん!大丈夫!!」

そう言い残した彼に多少不安は残るが、
まぁ、大丈夫だろう。

しかし…

これでもし医療忍者になったら
それこそ笑ってしまうな…

懐かしき馬鹿 前編→



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美園(プロフ) - うひゃー見つけてから一気に読んじゃいました!!主人公の性格や令和に生きていたからこその甘さと価値観の違いしっかりと設定されていて最高におもしろいです!マダラたちとの関係や今後の展開気になることいっぱいです!更新ゆっくり楽しみながら待ってます (2月8日 14時) (レス) id: 69d991c9f1 (このIDを非表示/違反報告)
おぼろん(プロフ) - 食人さん» 食人さん、お久しぶりです!いつも温かい応援のコメントありがとうございます。とっても嬉しいです!ずっと前から何か書き加えたいと思ってはいるのですが、小説の設定があやふやになってしまっていて…読み返していただいたというのにご期待に敵わず申し訳ありません。 (8月4日 16時) (レス) id: f7a1b67ae7 (このIDを非表示/違反報告)
食人(プロフ) - おぼろんさんのNARUTOの作品が大好きで久々に読み返していました!晦冥様の人間臭いところが大好きです!更新まってます!! (8月3日 13時) (レス) @page3 id: ed96c5e1bd (このIDを非表示/違反報告)
おぼろん(プロフ) - あさん» あさん、コメントありがとうございます。三人でほのぼのする生活…もう魅力しかありません。ですがなにぶん記憶力がない作者で、続きを書くとキャラ崩壊を免れなくなります。ですので誠に勝手ながら更新停止を考えています。ご期待に添えず、重ね重ね申し訳ありません。 (2023年4月26日 17時) (レス) id: 2a3157c98a (このIDを非表示/違反報告)
おぼろん(プロフ) - 美結菜さん» 美結菜さん、コメントありがとうございます。返信がかなり遅れてしまいましたが、続きを書き続ける事が難しいとの事をとお伝えするため、返信させていただきました。楽しみにしているとコメントをくださっているのに、ご期待に添えず申し訳ありません。 (2023年4月26日 16時) (レス) id: 2a3157c98a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おぼろん | 作成日時:2021年8月21日 20時

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