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二人の少年 中編 ページ16

あー、和むなぁ…

最初の人達とのエンカウンターが
あまりにも衝撃的だったことから
この二人の存在がまるで猫の戯れを
見ているようにさえ感じる。

この世界の全ての人間が
あの人たちのようにあたおか
じゃない事を知れて良かった…

「名前はなんて言うんだ?」

「ん?私の名前?」

「あぁ!!俺は柱間!
マダラ、お前も気になるよな、な!」

「なんで俺に聞くんだよ!!

…それに馬鹿かお前!
戦時中に人の名前なんて聞くもんじゃね、」

「A。」

「なっ?!!」
私が答えたのにさぞかし
驚いたような顔をする、
マダラというらしいその少年。

「…マダラくんに、柱間くんね。

この時私は彼らの名前に少し違和感、
いや既視感を感じていた。

しかしその事もすぐさま杞憂だろうと
気に留める事をしなかった。

「久しぶりだなぁ…
君たちみたいな正常な人の感覚。」

その代わりについポツリと
私の口からそんな
正直な感想が出てきていた。

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作者名:おぼろん | 作成日時:2021年5月4日 16時

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