夜道歩きはほどほどに 後編 ページ5
「別に張り倒すだけが解決法じゃないぞ?
もっと穏便に行けば良いんぞ…」
少し呆れるような表情をする柱間に私は思っていた疑問をぶつけてみる。
「それで…どうしてお前は此処に?」
「あー、いやぁ…扉間から
なりふり構わず逃げて来たら
いつのまにか此処にいたんぞ。」
「いや、
まずなんで追い掛けられてんだよ。」
「まだ書類仕事が残っているとか
なんとか言われていたんぞ。
でものぉ、俺だって偶には休息が欲しいんぞ!」
「それで…休息をとりに?
寝る場所でも探してんのか?」
もし千手邸では扉間が煩くて眠れないと言うなら別に私の借りている宿を貸してもいいな、そう思っていた私だったが…
「違うんぞ。」
首を横に振る柱間。
「…??違うのか?」
寝る以外に休息って何があるんだ?
「俺は博打がしたいんぞ!」
…。
何も言えねぇ…
「はぁ…扉間は大変だな。」
「っ?!なぜ扉間の肩を持つんぞ?!」
「いや…言うけど博打か??
それ休息じゃねぇからな?
普通にお前の遊びだぞ??」
私だって今は
一大病院の館長をしているのだ。
毎日忙しいし、書類仕事だって山積み。
その中で「休息を取る」と言ったら寝る、
ただそれだけだ。
なるべく寝る事によって多忙な精神面を
回復させるように努めている。
夜道歩きはほどほどに 後編2→←夜道歩きはほどほどに 中編2
38人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ