滅亡を求む不死身な転生者【NARUTO】

バブ語の翻訳お願いします　後編2 ページ11

「ふふふ、断られてしまったわね。ミト。」

「叔母さま！」

いつの間にかお母さんが来ていたみたいだ。
彼女はミトの隣に座るとにっこりと微笑んだ。

「そういえば、
使用人の方が探していましたよ？
また、ここでサボっていると怒られてしまうんじゃないかしら？」

「えっ、本当ですか？！」
彼女はわかりやすくサッと顔を青くする。

「あのぉ、叔母さま？
私がここに居るって事
内緒にしていてくれませんか？
私、まだAと遊んでいたいわ。」

上目遣いでお母さんを見るミト。
相当な勉強嫌いであることが伺える。

「そう言ってくれるのはミトだけよ。
Aもきっと喜ぶわ。」

お母さんは少し笑うと続けた。

「でも、サボりは許容できません。
貴方の将来の為に今は我慢して行ってきなさいな。」

「えぇ〜、叔母さまぁ…」

元受験生として、
ミトの気持ちは痛いほどわかる。

(厳しいなぁ…お母さん…)

「あぅあぅ、いぃ。」

「ほらAも、
ミト姉さんは勉強した方がいいって、
言っているわ。」

「え？！Aが？叔母さまわかるの？」

くるっと私とお母さんの方を見るミト。

「えぇ！勿論、私はAの母親だもの！」

「す、すごいっ！」

いや、お母さん、
あんた何もわかってないじゃないか。

(何適当言っているんだよ。)
「あぅ！！」

「ほら、今も急いでって。」
私の口から出たバブ語はお母さんの都合のいいように言い換えられる。

「そうなの？！
で、でも。Aがいうなら…
私、すぐに行ってくるわ！」

随分と単純なミトはそれを
すっかり信じ込んでしまったようで
すくっと立ち上がるとパタパタと忙しく走って出ていってしまった。

「…ぶぅ…」
ジト目で私はお母さんの方を見る。

「ふふふ、私が悪かったわ、A。
ごめんなさいね。」

お母さんはそんな私を見るなり、
何がおかしいのかクスクスと笑った。

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