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*トビじゃないよ?うずまきのぐるぐる会議 後編 ページ3

「…知るか…」
マダラがそっぽを向いて
そう口走ると、またもや周りの空気が重くなる。

「あ!俺も多分、それだってばよ!」

「うん、でもナルトの場合、
俺の血を引いているから半分だけだったけどね。」

その感覚を感じ取ったナルトが、
はいはいと手を挙げて大声で発言した。
そしてそれに加わるようにミナトも
息ぴったりでナルトに言う。

流石、親子なだけはある。

「九尾の陰と陽、
両方共を封印することは難しかったかな。
屍鬼封印も、体への負担が大きいからね。」

自分の父親のその言葉に目を
パチクリとさせるナルト。

「へ…へぇー、陰と陽?
しき…封印?
し、知らなかったってばよ。」

彼の反応からして
実際に今もわかっているのかそうではないのか、
謎である。

「…次は俺か…俺は、」

ペインこと、長門が何かを言おうとすると
マダラが突如割り込む。

「俺が貴様に与えたその輪廻眼、
お前でなければ使いこなすどころか
馴染む事すらもなかっただろうな。」

「……。
だ、そうだ…」
長門はマダラとこれ以上
不毛な戦いをする事はやめたのか、
そう言ったきり黙り込んだ。

「ペイン…」
不憫な目で彼を見る周り。

「…じゃあ、今度はうちだな。
うちは、沢山あるな。

神楽心眼使えるし、
後は人にチャクラ分け与えられるな。

あ!でも大蛇丸様とサスケ限定だけどな!
それ以外の奴らには絶対に噛ませねぇ!」

そう言うと彼女は
自分の両腕を後ろに回し、隠す。

ナルトは一度周りを見渡すと、頷く。

「じゃあ、これで全員だってば、」

「待ってください、まだAがいるわ。」
「小僧…貴様、
もう一人の存在を忘れているぞ。」
不仲な筈のミトとマダラが同時に口を挟む。

そう、なくてはならない存在、
彼女がいなければこの夢小説は始まる前に
終わってしまう。

「え、でも、何処に。」

「あぁ、Aならそこで寝てる。」
キョロキョロするナルトに扉間がそう言うと、
ある一点を指さす。

そこにはまるで少年のように短くも
鮮やかな赤髪をした少女が一人
鼻ちょうちんを作りながら眠りこけていた。

彼女こそ、うずまきA。
この夢小説の夢主である。

「なんか、すんごーく…心配だってばよ…」

彼女がうずまき一族の代表として、
これから行く末に不安を募らせる言葉。

遠い目をしながらそう呟くナルトに
皆んな同意して首を縦に振った。

*貴方のプロフィール。→←*トビじゃないよ?うずまきのぐるぐる会議 中編



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設定タグ:ナルト , 転生 , トリップ   
作品ジャンル:アニメ
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おぼろん(プロフ) - MAREさん» コメントありがとうございます!!ジョジョも大好きなので、どうしてもジョジョネタをぶっ込みたかったんですwww面白いと言ってくれて本当に嬉しいです! (2020年12月13日 15時) (レス) id: 1ee1bd2324 (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 面白かったです!初っ端のジョジョネタで笑いましたww主様とは気が合いそうですw (2020年12月13日 10時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
おぼろん(プロフ) - 豆腐の角さん» コメントありがとうございます!!いくつも掛け持ちしてるので申し訳ないです。他のと両立できるようにがんばります!! (2020年11月28日 6時) (レス) id: 32dbdc0bea (このIDを非表示/違反報告)
豆腐の角(プロフ) - おお!今度はナルトですね!おぼろんさんの作品のナルトはとても面白いし他にはない作品なので、とても嬉しいです!これからも楽しみにしてます! (2020年11月27日 21時) (レス) id: d448052499 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おぼろん | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年11月27日 9時

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