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父親の存在 前編 ページ42

「此処が貴方の家?随分と立派なのね。」

「…。」

そう、此処が私の家と言いたい所なのだが、
私は目を点にして表札をみる。
「鈴木」とそう書かれているが、
一切聞き覚えのない名前に困惑する。

「いや、鈴木?誰?」

「貴方の苗字って…確かみ、や…えぇと」

「御宿…御宿だけど、これは…」

いや、まずなぜこの家に見覚えのない人間が住んでいるのか、
それがわからない。
不法侵入だぞ、これは…というか不法侵入で表札を変える奴らだなんて聞いたことがない。

つまりこれが現実、
この家は私の家とクリソツなのだが、
此処は私の家じゃない。

「レイコさん…私、宿無しになったわ。」

「え?」

もしかして、なんて考えていた…
だが信じたくなかったのだ。

しかし、れいじ君の件があり
私もその状況になっただけと
考えたらわからない事もないのだ。

そう…つまり、
私は今、過去の世界にいる。

父親の存在 中編→←妖か人間か 後編



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おぼろん(プロフ) - 豆腐の角さん» コメントありがとうございます!全然気にしないでくださいね。皆さんに見てもらえるだけでも嬉しいので!これからも頑張ります! (2020年11月7日 6時) (レス) id: a49c31890f (このIDを非表示/違反報告)
豆腐の角(プロフ) - 二章目おめでとうございます!初めの一票取れませんでした………。これからも頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年11月6日 22時) (レス) id: d448052499 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おぼろん | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年11月5日 22時

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