茶屋の約束 後編 ページ20
「何してんだよっ！
これじゃあ、完全に犯罪と同じじゃないか！」
「何がです？夏目様。
また、おかしな人間のルールの話ですか？」
「人間のルール以前に、
道徳の問題だっ！！」
「もう、してしまったものは仕方がないよ。
それよりも、これで祟りが強まらないかの方が私は心配さね。」
「同感だな。
私も乱暴にし過ぎだと、そう思うな。」
「マダラ様には言われたくないです。」
「そうだ！そうだ！」
「何をッ！！食ってやろうか貴様ら！！」
誰か達の騒ぎ声で私は目を覚ます。
すぐさまあの男は？あれは、夢なのか？
など色々な思想が浮かんでくるが、
それよりも…
「うぅ…」
何かで殴られたであろう頭が凄く痛む。
「夏目…起きたぞ、此奴。」
ペチペチと何やら
柔らかいもので頬を叩かれる。
「先生…まずはその中級達が
勝手にした縄を解いてやってあげてくれ。」
「何故、私が！ヒノエ、お前がやれ！」
「嫌だよ。祓い屋に近づくだなんて、
何されるかわかったもんじゃないし…
あんた達がやりな。」
「えー！我らも嫌ですよ！」
「嫌だ！嫌だ！」
本当にうるさい声で、
確実に意識が覚醒する。
「…？」
それと同時に私は目隠しをされているのだと気づく。
頭は痛むわ、
案外楽しみにしていた茶屋に行くのを邪魔されるわ、
「あのさ…夏目君、だよね…。」
兎に角、今は散々な気持ちだった。
「なぁ、そうだよな？
夏目貴志、君…だよな？
一体これ、なんのつもりだ？」
私の口調が少しばかり乱暴になる。
「ヒィッ、末恐ろしい。」
「はぁ？恐ろしい？
まだ確認しかしていないんだけど…。」
声がした方に振り向いて私が答えると
またもや、ヒィと悲鳴が聞こえる。
その中、一人私に近づく人、
きつく縛られている縄を解く。
夏目君だ。
「Aさん…はい、俺です。
すいません。
実は貴方に聞きたい事があったので…
でも、まさか、こんな感じで…」
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おぼろん(プロフ) - 豆腐の角さん» コメントありがとうございます！全然気にしないでくださいね。皆さんに見てもらえるだけでも嬉しいので！これからも頑張ります！ (2020年11月7日 6時) (
レス) id: a49c31890f (このIDを非表示/違反報告)
豆腐の角(プロフ) - 二章目おめでとうございます！初めの一票取れませんでした………。これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年11月6日 22時) (レス) id: d448052499 (このIDを非表示/違反報告)
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