Spring day【JK】 (ページ43)

今日:45 hit、昨日:5 hit、合計:512,956 hit

★42 ページ43

.

学年の人気者で、スーパーアイドルで。

なのになんで私なんかと付き合ってくれたグクが、私なんかに嫉妬してくれた、なんて...

そんなの、恥ずかしすぎるじゃんか。

テテ『あれー？？なんでAちゃん、そんなに真っ赤なの？？』

「うるさいです。2度と喋らないようにされたいですか。」

グク『...テヒョンイヒョン、今度は何をAに吹き込んだんですか。宿舎から出れないようにされたいですか。』

テテ『もうやだ！！このカップル怖い！！

せっかく2人のために僕頑張ったのにー！！ジミナー！！』

グク『あ！ちょっ！テヒョンイヒョン...！』

嵐のようにやってきて、泣き真似をしながら嵐のように去っていったテヒョン先輩。

取り残されたグクと私に流れる、とてつもなく気まずい雰囲気。

...穴があったら入りたい。

「えっと...グク？心配させるようなことしてごめん。

あと、恋人らしいことも出来なくてごめん。

わたし、ほら、ずっと練習と勉強ばっかで。

恋愛とか、友達とか、よく分かってなくて。

...だから、私に遠慮しないでグクがなんでも教えてくれたら、嬉しい、かも。」

恥ずかしくてグクを直接見れないから、自分の足元を見つめて、正直な気持ちをグクにぶつけてみた。

グクが私のことを思って嫉妬してくれたのは、正直嬉しい。

けど、その分グクに心配させちゃったから。

ちょっとでもグクの気持ちが楽になってくれればいいな、なんて思って、思わず言葉に出てしまった。

.