Spring day【JK】 (ページ12)

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器用な指先でカトクの連絡を先を交換し、ポイっと私にスマホを投げつける。

「...ちょ！危ないじゃないの！」

グク『これでもう逃げられないから。また連絡先変えようとするならテヨンちゃんだっけ？あの子にバラすからね？』

...悪魔降臨だ。

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私の連絡先を入手したジョングクは颯爽と自分の楽屋へ去っていき、テヨンの楽屋に戻れば「オンニ～！」と質問攻めの連発。

「何話してたの？」「ジョングクさんとはどんな関係？」「オンニはテヨンに秘密が多過ぎる！」と沢山のテヨンの質問に答えるのと、あのビルボードアーティストと私が知り合いだったという事実に驚いたテヨンを宥めてクタクタ。

テキトーに「ジョングクさんと高校の同級生でちょっと話した事がある」の一点張りでテヨンの質問に答えて、「送迎車を駐車場から回してくるからAの乗降場で待ってて」と車を持ってくるのを言い訳にテヨンの楽屋を出た。

...あー、今日は災難。

『とうとうバレちゃった？』

「！？テヒョンオッパ！？」

廊下の角を曲がろうとするとそこにはジョングクと同じBTSのメンバーのテヒョンオッパが居た。

「ちょっと！局で話しかけないでください！ジョングクにバレたらどうするんですか！？」

『もうバレてるけど？』

ひやっと、私の背中に電流が走る。

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