Spring day【JK】 (ページ11)

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ジョングクと目があった瞬間。

頬を撫でていた手で、グイッと顔を引き寄せられ、

唇を貪るようなキスをされる。

「...！？」

あまりにも突然な事にジョングクを引き離そうとするが、私のその態度が気に入らなかったらしくジョングクの眉間に皺がよる。

やばい、と思った時には遅く、唇を割ってジョングクの舌が私の口内を貪る。

「...んっ」

上顎を舌でなぞられて、出したくもない女々しい声が出て顔に血が昇る。

...目の前の大魔王様はそんな私の姿を見てご満悦のようだけど。

やっとジョングクが私を離してくれた頃には、私の呼吸は整わず、体力もヘトヘトで。

ちょっとは手加減しなさいよ！このバカうさぎ！

グク『ちょっと手加減しなさすぎた？ヘトヘトだね？』

「...分かってるなら手加減しなさいよ」

グク『やだよ、久しぶりの再会なのに。それに、手に入るものも手に入れなきゃいけなかったしね？』

「...なんのこと？」

グク『じゃーん！』

そこには私のポシェットに入れてあった、私用スマホ。

...見事してやられたわけだ。

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