儚い恋 (ページ35)

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琉依said

いつも通り部活が終わって碧羽駅まで行った。

そして目を疑った。決しているはずのない俺の

大好きなAがいた。

琉依｢A？｣

俺の声は周りの音で聞こえてないかもしれな

い。けど会えるなんて思ってなかった。東次と

智也が横に来た。

智也｢あの子おるやん｣

東次｢気持ち伝えるんやったら今しかないよ｣

琉依｢そーやけど好きな人できたって｣

智也｢それさ本心やと思う？｣

琉依｢は？本心じゃねーの？｣

智也｢本心やったら斗唯に用事があったとしても

わざわざ琉依に会うよーなとこで会わんやろ？｣

東次｢確かに。俺やったら絶対元カノに会うよー

なとこで会わん｣

琉依｢期待していいん？｣

智也｢俺が思うに合宿中にお互い色々あったんや

ない？琉依は告られてAちゃんは分から

んけど...｣

東次｢これだけは言える。好きじゃなかったら

わざわざ琉依に会うリスクがあるとこに部活の

帰りに来るはずがない｣

智也｢まだってゆーかずっと好きでおっていいと

思う｣

東次｢俺もそう思う。好きでおっていいんよ｣

まだまだ好きって言い足りん。ちゃんと気持ち

伝えなやね。

fin.