儚い恋 (ページ33)

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～土曜日～

私は部活が終わって剣宮駅まで走った。なんと

か3時57分の電車に乗れた。碧羽に着くの4時過

ぎか。ま、いーや。スマホでL〇〇Eとイ〇〇タ

のチェックしてたらあっという間に碧羽に着い

た。電車を降りてホームに行くと

斗唯｢A！お疲れ！｣

A｢斗唯！遅くなってごめん｣

斗唯｢いいって。行こーぜ｣

A｢うん。今日何時までやったん？｣

斗唯｢４時。やけ、そろそろみんな駅に来るよ｣

A｢え？｣

斗唯｢ほら。みんな来た｣

そう言って斗唯は笑った。

△△｢お、Aちゃんやん｣

A｢あ、お疲れ様です｣

知らない人に名前覚えられてて怖いんだが。

□□｢斗唯！｣

ふつーにイケメンが来た。

斗唯｢恭也。今日は帰れんけ｣

恭也｢斗唯の彼女さん？｣

A｢え？違いますよ｣

私は慌てて否定した。てか、舞葉のサッカー部

イケメンしかおらんやん。なにこの世界。碧羽

だけ特別？恭也くんイケメン過ぎるんだが。

恭也｢あ、俺ね諌山恭也。恭也でいいけん！｣

A｢私は春日A。Aでいい

よ｣

恭也｢バリかわいい。どーりで斗唯のテンション

が高い訳やわ｣

A｢テンション高かったん？｣

斗唯｢つーか恭也！テキトーなことばっか言って

んじゃねーよ！｣

恭也｢ムキになっとるやん｣

A｢案外かわいいとこあるんだね｣

私は恭也とからかった。