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A｢まじで周大くんと話すの久しぶりや
ない？この感じが懐かしい｣
周大｢間違いねーよ。このベンチに座るのも懐か
しい。あ、なんか食べる？｣
A｢なんかって。コンビニ行く？｣
周大｢行こーぜ。俺まじで腹減ったんて｣
A｢ほんとに周大くんは変わってないね｣
周大｢そー？で、琉依くんと何があったん？｣
A｢合宿が終わってから喧嘩するように
なって電話すらしてないし｣
私はほんとのことを話すことにした。辛いけど
話さないと伝わらない。だから、あの時の気持
ちも伝えなきゃ。
周大｢まーじ？でも、琉依くんなんも言ってなか
ったよーな気がするけど？｣
A｢ふつー後輩にそんなこと話す？｣
周大｢まー確かに？そーいや、なんで付き合う
よーになったん？｣
聞かれるのはわかってた。話さなきゃね。
A｢私ね周大くんに一目惚れしたんよね｣
周大｢え？まじ？｣
A｢冗談でこんなこと言えないよ｣
周大｢いつ？｣
A｢初めて話した夜覚えとる？｣
周大｢おん｣
A｢その日の朝だよ。階段を降りてる周大
くん見てかっこいいなって｣
すると思いがけない返事が返ってきた。
周大｢俺も｣
A｢え？｣
周大｢あの日の朝だろ？朝練めんどって思いなが
ら階段降りよってAに会って好きに
なった｣
A｢私のこと好きだったの？｣
周大｢だったんじゃねーよ。今でも好き｣
A｢う、そ｣
周大｢うそじゃねーよ｣
A｢だってあのとき女子といたじゃん｣
周大｢あいつが勝手に付いて来ただけ。俺は駅で
会ってからずっと好きやし。そーじゃなか
ったら電話とかしたりせん｣
A｢周大くんはそー思っとるかもしれんけ
ど私は、私は！｣
周大｢なのにお前が琉依くんと付き合いだして？
話したくても琉依くんか琉依くんの友達と
しか話さんし？そのくせ俺と同じ電車に乗
って来て。何がしたいん？｣
A｢そのセリフそのまま返してあげる｣
周大｢は？なんだよそれ｣
A｢さぁ？｣
そのときだった。友達に名前を呼ばれた。
〇〇｢A！｣
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作者名：サックスがーる | 作成日時：2020年10月17日 20時
