儚い恋 (ページ22)

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学校が違えば帰りのホームも違う。響駅は大勢の学生たちが利用する。その大勢の中から私を選らんでくれた琉依には感謝してる。だけど私は、たまに周大くんのことを思い出す。ここで会って好きになって、仲良くなって、もっともっと好きになって、電話して...。周大くんに一目惚れしてドキドキしてる時間が幸せだったんだなって改めて思う。本音を言うと私の目には周大くんしか映っていなかった。だけど、周大くんが女の子と居たのを見てから何かが変わったんだと思う。“一目惚れした相手のことは信じちゃいけない。いつか裏切られるから„って。
だけど辛かった話を琉依は嫌な顔しないで聞いてくれた。
琉依｢俺がAのこと大事にする｣
いつもそう言ってくれる。いつしか琉依に甘えるようになったのかもしれない。だけど琉依は甘えても怒ったりしない。だから、今日こそ私が琉依を甘やかす。
琉依｢Aー。お疲れー｣
そう言って電車に乗ってきた。
A｢琉依、お疲れー｣
そう言った。そう言うと琉依はニコｯと笑った。
作戦その1 とにかく褒める。
A｢今日も琉依かっこいい｣
琉依｢ありがとなー。ま、Aもかわいいけどな｣
はい。終わった。大人のよゆーってやつ？負けました。

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