儚い恋 (ページ13)

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いつのまにか周大くんのことを好きになっていた。たまたま課外がなくて朝の電車が一緒だった。ただそれだけのはず...
だけど気が付けば彼のことで頭はいっぱいになっていた。帰りが楽しみだな。
～～まもなく剣宮線...～～
どれくらい経ったんだろ？誰かに起こされて目が覚めた。
｢...、...起きて。A起きて｣
起きて？え？
A｢ん？｣
周大｢おはよー。やっぱ疲れとんやね笑｣
と笑う周大くん。
A｢え？あ、周大くん。ごめん寝てた｣
周大｢いいって。横いい？｣
A｢もちろんだよ！｣
周大｢部活でさー、直紀がさ削りすぎて先輩に削り返されて、まじでおもろかったよ笑｣
A｢まじ？見てみたかったな｣
周大｢直紀ー。Aがどーやって削られたか見たいって｣
直紀｢え？恥ずかしいけ無理。けど周大の彼女ならサービスする！｣
A｢彼女じゃない...｣
周大｢直紀まじ？THANK YOU！｣
直紀｢今度アイス奢れよ？｣
周大｢は？まーいーよ｣
そう言うとその時の状況を説明してくれた。ものすごく面白くて笑った。響駅に着いた。
周大｢直紀ー。じゃーなー｣
直紀｢おう。周大は彼女ちゃん守んだよ？
周大｢はいはい｣
A｢直紀くん、ありがとう｣
直紀｢いーえ！周大のこと頼んだよ？｣
そう言うと走ってサッカー部の友達のもとに行った。