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3.魔女と迷子 ページ4




「ハァ!!?電話もないのかよ、この家!!」

「うっさいわよ、ガキ」


無駄に高い声が家の中に響く。

まったく。うるさいことこの上ないのだわ。


「携帯は?」
「そんな物ないわよ」

「…時代遅れのババア」
「ほんっっっと、そろそろ殺すわよ!!?クソガキ!!」


そもそも、でじたるとか。あなろぐとか。
ややこしくて大嫌いなのよ、私…




「じゃあ俺、どうやって帰るんだよ」

「知らないわよ」

「は?ならなんで俺を助けたわけ?」


一応助けられた自覚はあるのね、このガキ。

こちらを反抗的に見る蒼い目はさておき。
その自覚があるのならば、多少の助言はしなくもなくもないのだわ。


「この森で死んでほしくないから助けただけよ」

「ハァ…?」

「考えてみなさいな。家に知らないタヌキの死骸があるの。嫌でしょう?」

「俺は野生動物か!!」

「?よくわかったわね、正解よ」


ガキは顔を真っ赤にしてそっぽを向いた。

どうやら、いっちょまえに怒ったらしい。はっザマァ。




「家に帰る方法は自分で勝手に見つけなさいな。」





「………役立たず」
「今日の晩御飯はガキの炒めものにしようかしらねぇ?」



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- 完結おめでとうございます〜!わよ、とかのよ、とかそう言う口調苦手でしたけどこの夢主ちゃんはなんか可愛くて好きでした!後日談とか五条先生視点で見てみたいと思ったりもしました!素晴らしい作品を書いてくださりありがとうございます! (2020年12月6日 13時) (レス) id: ba5583f0b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:自宅警備員先生 | 作成日時:2020年11月27日 18時

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