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―――とあるところに
とても強い少女がいました。
子どもながら大人にも勝る、その力。
誰からも頼られ、信頼される、その力。
いつしかそれを、恐れるものが現れました。
その力で、いつか私たちに裏切ると。
そう、おとぎ話の魔女のように裏切ると。
「あの子を森に封じてしまいましょう」
「大丈夫。あの子は私の言うことなら聞いてくれます」
とある老婆がそう、進言しました。
老婆の言う通り、少女は言うことを聞き入れ
森に住まうことになりました。
けれど少女は知っていました。
その力ゆえに、すべてを知っていました。
託されたことなど、とうの昔に解き終わって。
ただ、迎えが来る日を待っているのです。
■
ふざけた語り口調で書かれたそれ。
誰が書いたかもわからないそれ。
なのに付属されていた書類がそれを現実だと言い張る。
この話を俺が知ったのは、あの雨の日から二週間後のことだった。
森の魔女 ページ16
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―――とあるところに
とても強い少女がいました。
子どもながら大人にも勝る、その力。
誰からも頼られ、信頼される、その力。
いつしかそれを、恐れるものが現れました。
その力で、いつか私たちに裏切ると。
そう、おとぎ話の魔女のように裏切ると。
「あの子を森に封じてしまいましょう」
「大丈夫。あの子は私の言うことなら聞いてくれます」
とある老婆がそう、進言しました。
老婆の言う通り、少女は言うことを聞き入れ
森に住まうことになりました。
けれど少女は知っていました。
その力ゆえに、すべてを知っていました。
託されたことなど、とうの昔に解き終わって。
ただ、迎えが来る日を待っているのです。
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ふざけた語り口調で書かれたそれ。
誰が書いたかもわからないそれ。
なのに付属されていた書類がそれを現実だと言い張る。
この話を俺が知ったのは、あの雨の日から二週間後のことだった。
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夢 - 完結おめでとうございます〜！わよ、とかのよ、とかそう言う口調苦手でしたけどこの夢主ちゃんはなんか可愛くて好きでした！後日談とか五条先生視点で見てみたいと思ったりもしました!素晴らしい作品を書いてくださりありがとうございます！ (2020年12月6日 13時) (
レス) id: ba5583f0b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：自宅警備員先生 | 作成日時：2020年11月27日 18時
