今日:21 hit、昨日:0 hit、合計:44,319 hit
小｜中｜大
「じゃあ、出てみれば？」
蒼。
海というよりは空に近い。
そう、群青の色。
「……それは、できないの」
それが見つめてきた景色を。
私が共有することはできない。
「は？なんで」
「…出れないのよ。森の外には」
この森に張られた結界。
それは3つある。
1つは侵入者を感知する、弱いもの。
2つ目はそこを通過してきた侵入者を阻む、強いもの。
「私は、呪われているから」
そして3つ目。私を、私だけを阻むもの。
逆に私以外は通してしまい、それが縛りとなって。
非常に強固なものとなっている結界。
「…眠くなってきたわね。そろそろ寝ましょうか」
「は？まだ話の途中」
「はいはい。明日話してあげるわ」
嘘だけど。
それがわかっているのか。ガキはなかなか引かない。
「もしかして、一緒に寝たいのかしら？おませさんね」
「っ〜〜！！違うから！！！なに勘違いしてんの、オバサン！！」
「っだからオバサンじゃないわよ！！！」
「おやすみ！！！！」
少し揶揄してみれば顔を真っ赤にして部屋を出ていったけれど……
まったくもう…
余計な一言が多いんだから。
「……外、か」
14.魔女と迷子 ページ15
「じゃあ、出てみれば？」
蒼。
海というよりは空に近い。
そう、群青の色。
「……それは、できないの」
それが見つめてきた景色を。
私が共有することはできない。
「は？なんで」
「…出れないのよ。森の外には」
この森に張られた結界。
それは3つある。
1つは侵入者を感知する、弱いもの。
2つ目はそこを通過してきた侵入者を阻む、強いもの。
「私は、呪われているから」
そして3つ目。私を、私だけを阻むもの。
逆に私以外は通してしまい、それが縛りとなって。
非常に強固なものとなっている結界。
「…眠くなってきたわね。そろそろ寝ましょうか」
「は？まだ話の途中」
「はいはい。明日話してあげるわ」
嘘だけど。
それがわかっているのか。ガキはなかなか引かない。
「もしかして、一緒に寝たいのかしら？おませさんね」
「っ〜〜！！違うから！！！なに勘違いしてんの、オバサン！！」
「っだからオバサンじゃないわよ！！！」
「おやすみ！！！！」
少し揶揄してみれば顔を真っ赤にして部屋を出ていったけれど……
まったくもう…
余計な一言が多いんだから。
「……外、か」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 174人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢 - 完結おめでとうございます〜！わよ、とかのよ、とかそう言う口調苦手でしたけどこの夢主ちゃんはなんか可愛くて好きでした！後日談とか五条先生視点で見てみたいと思ったりもしました!素晴らしい作品を書いてくださりありがとうございます！ (2020年12月6日 13時) (
レス) id: ba5583f0b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：自宅警備員先生 | 作成日時：2020年11月27日 18時
