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その日、ガキは少しヘンだった。
『ねぇ』
『……』
「ねーってば」
無駄に話しかけてくるし。
『これでいいの？』
畑の水やりも手伝ってくるし。
『ごはん、できたけど』
ごはん作ってくれるし。
『風呂沸いた』
お風呂も沸かしてくれるし。
『早く寝ろよ』
なんか、とにかく世話をやいてくる。
「まだ起きてたんだ」
「オマエに言われたくないのだけど」
今だって。
わざわざ紅茶を入れてきたりなんかしちゃって。
「ねぇ」
「なにかしら」
「いっつも夜なにしてんの」
だから私も血迷ってしまうのよ。
机に向かうのを止めて、一休み。
普段ならしないことを。それもガキと一緒にお茶だなんて。
血迷っている他以外ないのよ。
「お勉強よ」
「なんで」
「なんでって……お勉強はしなければいけないものでしょう？」
「ふーん。つまんないね」
つまんない。
確かに傍から、それもガキから見ればそうなのでしょうけど。
そんなにもはっきりと言われてしまうと複雑な気分。
「オマエは、外に出ないの？」
「…外？」
「そう」
急に話題が変わるのも、今日1日の会話で順応してしまった。
まぁガキだし。仕方ないわね。
「興味は引かれないわ」
興味はない。
外の世界になんて。
「でも、出てみたいとは……思うのよ」
興味はないはずなのに。
最近はなぜだか、出てみたいと。
そう思うことがある。
13.魔女と迷子 ページ14
その日、ガキは少しヘンだった。
『ねぇ』
『……』
「ねーってば」
無駄に話しかけてくるし。
『これでいいの？』
畑の水やりも手伝ってくるし。
『ごはん、できたけど』
ごはん作ってくれるし。
『風呂沸いた』
お風呂も沸かしてくれるし。
『早く寝ろよ』
なんか、とにかく世話をやいてくる。
「まだ起きてたんだ」
「オマエに言われたくないのだけど」
今だって。
わざわざ紅茶を入れてきたりなんかしちゃって。
「ねぇ」
「なにかしら」
「いっつも夜なにしてんの」
だから私も血迷ってしまうのよ。
机に向かうのを止めて、一休み。
普段ならしないことを。それもガキと一緒にお茶だなんて。
血迷っている他以外ないのよ。
「お勉強よ」
「なんで」
「なんでって……お勉強はしなければいけないものでしょう？」
「ふーん。つまんないね」
つまんない。
確かに傍から、それもガキから見ればそうなのでしょうけど。
そんなにもはっきりと言われてしまうと複雑な気分。
「オマエは、外に出ないの？」
「…外？」
「そう」
急に話題が変わるのも、今日1日の会話で順応してしまった。
まぁガキだし。仕方ないわね。
「興味は引かれないわ」
興味はない。
外の世界になんて。
「でも、出てみたいとは……思うのよ」
興味はないはずなのに。
最近はなぜだか、出てみたいと。
そう思うことがある。
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夢 - 完結おめでとうございます〜！わよ、とかのよ、とかそう言う口調苦手でしたけどこの夢主ちゃんはなんか可愛くて好きでした！後日談とか五条先生視点で見てみたいと思ったりもしました!素晴らしい作品を書いてくださりありがとうございます！ (2020年12月6日 13時) (
レス) id: ba5583f0b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：自宅警備員先生 | 作成日時：2020年11月27日 18時
