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12.魔女と迷子 ページ13



ガキが来て5日目の朝。


「おーきーろー」


私は扉の外から鳴り響く音に頭を抱えていた。

カンカンと金属音が響く。
それがまた頭に響く。


「っうるさいわね〜!!静かにできなのかしら!?」


もちろん、扉の外には拾った生意気なクソガキ。


「あっやっと起きた」

「あんな騒音、誰だって起きてしまうでしょう!?」


あっやっと起きたじゃないわよ。起こされたのよ、私は。

苛立ちは隠せない。隠すつもりもない。



「早くしないと冷めちゃうよ」

「…はい?」


けれど、拍子抜けもした。




ガキを追いかけて行けば、リビングにはいい匂いが充満していて。
テーブルには食事が並んでいた。それも…


「…なぜ?」

「だってアンタ、ろくなもん食ってないじゃん」


2人分。

向かい合うように並べられたそれを。
私は不思議そうに見ることしかできなかった。



「冷めるから早く食べれば?」

「……えっと、顔を洗ってきます」



その後、鏡越しにみた私の顔はあんまりにも間抜けな顔をしていた。



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- 完結おめでとうございます〜!わよ、とかのよ、とかそう言う口調苦手でしたけどこの夢主ちゃんはなんか可愛くて好きでした!後日談とか五条先生視点で見てみたいと思ったりもしました!素晴らしい作品を書いてくださりありがとうございます! (2020年12月6日 13時) (レス) id: ba5583f0b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:自宅警備員先生 | 作成日時:2020年11月27日 18時

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