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10.魔女と迷子 ページ11




『それってさ。さみしくないの?』


さみしい。

寂しい。

淋しい。



今まで無縁だった言葉を投げかけられ、もう朝方なのに眠気が来ない。



「……仕方ないわね」


ベッドから身を乗り出して、いつものように机に向かう。
その周りには紙や本が散乱していた。ついでにペンも。




もう何年目だろうか。

ここで研究をし始めて。




『A。貴女にお願いしたいことがあるのです』


おばあさま。

私の敬愛する祖母であり。
私の尊敬する師匠であり。

そして、とてもお強い呪術師。



そんなおばあさまから託された研究。
その研究が終われば、私はおばあさまから認められる。

それが来る日を私はこの森で待ち続けている。


もともと呪いが見えるせいで周りとは馴染めなかったものだから。
一人であることに違和感も、不安感も。なにもなかった。

これが当たり前。それが日常。


なのに……



「さみしい…?」



オマエは、なんて言葉を私に投げかけたの?


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- 完結おめでとうございます〜!わよ、とかのよ、とかそう言う口調苦手でしたけどこの夢主ちゃんはなんか可愛くて好きでした!後日談とか五条先生視点で見てみたいと思ったりもしました!素晴らしい作品を書いてくださりありがとうございます! (2020年12月6日 13時) (レス) id: ba5583f0b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:自宅警備員先生 | 作成日時:2020年11月27日 18時

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