77:MMA(練習)�� ページ27
Aside
天井が高い体育館を貸し切り、メンバーの中で俺一人だけでMMAの練習をする。
『.....やっぱり出来ない、』
バトンを高く上に投げる技のエーリアルが出来ない。
投げるまでは良い。
けどバトンが落ちてくるのが速くて顔面に当たったり、逆に遅くて振り付けが途切れ不自然になったりする。
『(良いタイミングが掴めない....、)』
MG「A、休憩したらどうだ？それに、怪我もしただろう。」
『...はい、』
MG「Aが出来ないとは珍しいな...、」
『久しぶりです....、壁に当たるの、』
MG「....でも何か、安心したな。」
『え？』
MG「Aは何でも出来るから、出来なくて弱ってるのが、人間らしくて。」
『....出来なきゃただのゴミです、俺は。出来るのは当たり前なんですよ...、』
MG「(Aはネガティブなのに完璧主義者だからな...、追い込まれなきゃいいが、、)」
『....やります。』
MG「おう...、」
定位置について練習を再開する。
しかし大技は失敗して顔面にまた当たった。
MG「A、冷やすぞ。」
『....はい、』
痣にならないように、失敗したらすぐアイシングの繰り返し。
MG「お前...同じ所にしか当たらないのどうしてだ？」
マネヒョンが俺の左の額をアイシングしながら、驚いた顔をする。
『いや....額だったら目立たないかなって....、』
MG「狙ってんのか....すげぇな、」
『.....、』
MG「でも、同じ所に当たってるから痣になってるぞ。」
『す、すみません...、』
MG「....俺は氷貰ってくるから、そこでアイシングしてろ。」
鏡を覗くと自分の額は確かに青くなっていた。
『はぁ....、』
アイシングをしながら、その場に座った。
頭の中は振り付けのことばかり。
ダンスの撮影はもうすぐだ。
俺が失敗したら取り直しでメンバーに迷惑がかかる。
時間はないのにアイシングで時間をとっている。
『っ、』
MG「A、もうそろそろ時間だから撤収....って、お前が練習中にスマホを見るなんて、、どうしたんだ？」
『え、？』
マネヒョンに言われるまで気づかなかった。
いつの間にか俺は、メンバーとの集合写真を見ていたようだ。
いつもは、と言うかスマホなんて普段全然開かないのに。
MG「....事務所に帰るか！」
『あ...はい、』
MG「(Aの活力はメンバーからなのか。.....ナムジュンに連絡するか。)」
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カナ(プロフ) - すごく面白いので、続きを作ってくださるとうれしいです!!!!お願いします！！！！！！ (2021年1月10日 10時) (
レス) id: 7398bce3e2 (このIDを非表示/違反報告)
あお - すごく面白かったです。更新待ってます！ (2020年12月21日 23時) (レス) id: a672d7fcb0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの - お話可愛くて大好きです。グクのヒョン好きにキュンときます (2019年9月30日 23時) (レス) id: 99ab2849f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫しゅー | 作成日時：2019年4月20日 14時
