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16. ページ17

スーツケースをゴロゴロと転がしながら、温泉に戻る。

「ただいまー。」「戻ったスよー。」と言いながら、みんながいる部屋の襖を開ける。

バッと顔見知りのメンバーが一斉にこっちを向いた。
それと同時に、知らない人も居ることに気づく。

嘘偽りのない綺麗な純白の服を着ていて、少々変わっている。


みんなを見るに、なんだかこの白い服の人達を警戒しているようにも見える。

すると、ロウレスがAを庇うように「離れちゃダメっスよ。」と前に立った。



「ちょ、え?どういう事…。」

園「いいか遠野、吸血鬼から離れるな。貴様はこの白服達が敵だと思え。」

?「やだなぁ、これだから有栖院家は怖いよー。」

「ね…ねぇ、どういう…。」

?「おい、さっさと終わらせるぞ。」

?「はいはーい。弓ちゃんはせっかちだから困っちゃうなー。」

真「リヒトさんロウレス!!先に逃げっ…」

「…え………。」

ロ「…Aッ!!」



一瞬。
ほんの一瞬だった。

瞬きした瞬間、自分はロウレスの横にいたはずが気づいたら白服の人の腕の中に居た。


どうにかして自分で抜け出そうと 自慢の運動神経で歯向かうが、黒い棒のようなものがAの行動を阻止する。

さっき喋っていた二人とは違う能力だ。

器用に動けないような位置に棒があって、身動きが取れない。


「こんなに強いなら、勝てるわけがない。」


そう諦めかけた途端、自分の体がふわっと浮いた。

またもや突然のことに、一瞬反応が遅れて驚く。


バッと振り返ると、紙袋を被った黒い装いの人(?)がAをあの黒い棒の檻から出してくれたらしい。

いや、人じゃない。
体が浮いているのだ。


と、部屋の縁でまだ見かけない顔が座っている。









?「凄いねぇキミ、サーヴァンプのお姫様みたい。
…C3まで、ねぇ…。」


園「…御国………。」





知らない顔ぶれと、

ギスギス空気と。

.

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中村千尋(プロフ) - 更新頑張って下さい!!とても続きが気になります (2019年5月19日 21時) (レス) id: a991a170a0 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 悠希さん» ォア”ア…夢主ちゃん褒められること中々ないので、凄く嬉しいですっ…こちらこそこれからも飽きずに読んでやってください! (2019年3月14日 11時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
悠希(プロフ) - 夢主ちゃんのふとみせる純情さがとても可愛いです!更新頑張ってください! (2019年3月13日 13時) (レス) id: a3d85731e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅーぽむ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年2月17日 11時

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