百三八 ページ38
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「じゃ、先生送ってくれてありがとうございました。
織田さんとこへ就職活動頑張ってくださ〜い。
じゃ、高虎さんもまた会いましょうね」
「はい。お気をつけて、姫様」
使者と城の中へと入っていく荒川。Aの推測では今は正に徳姫との姑関係が最悪なはずなのだ。そしてもう時はほとんど残っていない。確か、記憶では徳姫は信長に信康、築山殿の罪や企みを告発とかそんな感じだったような気がした。
「姫は助かるのですか？A殿」
光秀がいるからか、口調は少し改まっている。そして、織田に着くまでは本名で呼ぶことになった。
それからそれから、彼は藤堂高虎という名前だそうだ。少しだけ耳にはしたことはあったが、元は浅井の足軽で武功を重ねて上へと登ってきた者らしい。
「それは難しい。手を貸せばこちらも危うい
が、俺は見捨てない。瀬名姫は…荒川はなんの罪もないただの女の子だ、助けてみせる」
「嗚呼、家康様のことは慕っているが、姫のことに関しては見過ごせません」
彼は、拳を握りしめ何も出来ない自分を悔い、近くの木を殴った。前々から、少し思ってはいたのだが、高虎というこの男は荒川に好意を持っているのではないだろうか。そうであるなら、連れ出すことが出来るんじゃないか？いや、軽々しく簡単にできることではないんだ。
「A様、1つ私めも聞かせていただけませんか？」
高虎がいる反対側の馬から光秀が口を挟んだ。特に光秀なら断る理由も変な質問でもなさそうだから了承した。
「高虎殿、貴殿は彼女に想いを馳せておられるのでしょうか？」
「なっ…！！はっ、馳せておられない！」
予想外の問いを突かれ、高虎は面食らった上にぶわわっと赤面する。中々毒っけのある言葉から気にはしていたのだが、ツンデレとかそういうやつか。ちなみに俺はツンデレが嫌いだ。(なお自分がツンデレという存在に近いことに全く気付いていない)
それにしても、こんなにもあからさまに動揺されるとこちらも…ていうか、言葉が可笑しいぞ。
「それはそれは…」
光秀も簡単に察してしまったらしく、顔を若干引き攣らせて笑っている。とは言え、荒川はまず恋愛感情というものがあるのか？男同士が好きあってるのを見るぐらいが好きなように見える。…もしかしたら少しでも家康のことは好きだったのか…？
「…まあ身分違いとか、気にすることもないから。
その気なら奪っても構わんだろう」
「俺は姫のことは…っ」
「はいはい、じゃあ見捨てるのか？」
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愛之助(プロフ) - そうです《自主規制》のひとりごとです＾＾ (5月21日 19時) (
レス) @page39 id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ま、まさか……薬〇のひとりごと……！？ (5月21日 19時) (レス) @page39 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
愛之助(プロフ) - 玲さん» 作品の目次ページにボタンとCSSて書いてあるとこでオフにして貰えたらノーマルになるのでお願いします〜🙏💦 (2022年7月10日 21時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - すいません。とっても面白いんですけど背景のせいで文字が見にくいです。 (2022年7月10日 20時) (レス) @page39 id: be882aa841 (このIDを非表示/違反報告)
なーーみ(プロフ) - 愛之助さん» もう本当に感謝しかないです（ ; ; ） ありがとうございます。 これからも頑張ってください。応援してます！！ (2021年5月17日 22時) (レス) id: af11d71d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大手裏剣
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oh19years/
作成日時：2019年9月29日 1時
