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41.襲来 ページ46

ひたひた

夜も更ける中、廊下には“それ”の足音だけが響く

宿の奥、一つだけ離れた窓もない宿泊部屋、

足音はその部屋の前でピタリと泊ると、

部屋の中には二人分の寝息だけが響いている。

音もなく開けられた障子

廊下から漏れて入る月光が

静かに眠る二人を照らしていた。

「ごめんなさい。」

その声と共に静かな部屋にドスッと

何かを突き刺す音が響いた。

42.正体→←40.作戦会議



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作者名:さきた | 作成日時:2020年2月28日 19時

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