目指すは鬼殺隊ハッピーエンドじゃぁぁぁ！！ (ページ37)

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番外編　真菰と一緒ページ37

「真菰布団に入った？明かり消すね。」

「うん。」

「今日の鍛錬はどうだった？」

「最近はスピードが前よりも格段に上がったから罠が動き出すより早く駆け抜けられるし、避けれるようになったの。」

真菰と私は同じ部屋で寝ている。鱗滝さんが気を使って部屋を作ってくれたのだ。

なのでたまにこうして二人で寝る前に少しお話をしている。

「真菰も強いもん。きっとこのまま行けば最終選別も大丈夫だよ！」

「Aにそういってもらえるとなんだか自信になるなぁ。」

「これから任務もあるし、もう真菰ともしばらく会えなくなっちゃうのは寂しいなぁ、真菰のことは妹みたいって思ってたし。」

「私もだよ。Aは私にとってお姉ちゃんみたいな存在だもん。」

「えぇ、そんなこと思ってくれてたなんて、うれしいな。」

「ねぇ、いっそ本当に私のお姉ちゃんになってよ？」

「といいますと？」

「Aが錆兎か義勇と結婚すればいいんだよ！」

「んえ？」

「そうしたらAは私のお姉ちゃんになるし、鱗滝さんはお義父さんになるんだよ！」

「それはとてつもなく魅力的な提案だけど、錆兎も義勇も私なんかがお嫁さんなんて嫌じゃないかな？」

「そんなこと絶対ないから大丈夫だよ！！私が保証する！！」

「ん～でも、錆兎も義勇も恋人にするっていうよりは、どっちかっていうと友達とか兄弟みたいな印象がつよいからなぁ。」

私がそういうと真菰は「そっかぁ、」と言ったあと何故か壁に向かって

「もっと頑張らないとね」と話しかけていた。

「真菰はなんで突然壁を応援してるの？」

と聞くと

「あまりのも意気地なしな壁達だったからついね。それよりもう寝よう！」

そういってそそくさと寝てしまった。

真菰は不思議なことするなぁとは思ったけど、私も疲れていたので特に気にせず寝ることにした。

一方壁たちが

「真菰が聞き出してくれたはいいが、友達、、、兄弟、、、、」

「異性としてすらみてなかった、、、、、」

とそれぞれの布団でうなだれていたことを私は知る由もなかった。