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32.添い寝 ページ36

「で、獪岳はほんとにどうした訳?」

「何が?」

そうあの後夕餉を食べてお風呂も済ませて布団に入ったはいいが

何故か獪岳が入ってきたのだ。

「いやいや、何がじゃなくて、布団よ、布団。獪岳自分の布団敷いてたよね?」

「いいだろ。それに、一人で寝る布団はなんつーか、さみぃんだよ。」

そこで初めて気づいたけど、獪岳からは寂しい音が聞こえていた。

そっか、私が黙って出ていったから、

「もぉぉ!このぶきっちょさんめ!」

「うわ!んだよ急に!///」

甘えることも不慣れな弟がとても愛おしかった。

「、、、、、姉貴はさ、怖くなかったのか、鬼。」

「正直な話怖くないっていったらうそになる。けど、私は守りたいの、みんなを。そのためになら恐怖なんて乗り越えてみせるよ!」

「、、、そうかよ。」

「、、、、、ねぇ、獪岳、生きていればどうにかなることは沢山あるけど、人でいることを諦めないで、もしまたなにかあったら必ず私が助けるからよんで。」

「んだ、それ。」

「いいから!」

「あーあー、はいはい、わかったよ。」

「うむ!よろしい!」

「というか姉貴に俺が守れんのかよ。」

「これでも私鬼殺隊になったんだからね!?それに錆兎と義勇とも沢山修行したから結構強くなったんだよ!」

「あ゛?錆兎と義勇?誰だその男。」

「え、あ、あの獪岳さん?何か怒ってらっしゃいます?」

この後夜通し獪岳の尋問にあったのだった。

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作者名:さきた | 作成日時:2020年2月28日 19時

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