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26.探せ ページ30

私は使える感覚すべてを使って錆兎をさがした。

研ぎ澄ませ嗅覚を、聞き分けろ音を、見逃すな微かな変化も

すると猛烈な悪臭が鼻を刺激し、ドゴンという地面を殴る音が聞こえた。

「見つけた!!」

普通に道を行くならここをまっすぐ、だけど近いのは

「こっちの崖下だぁ!!」

伊之助が使っていた空間識覚を使って

最短距離を見つける。

崖を下ると、さらに悪臭が強くなった。

「近い!!」

林を抜けると、錆兎が手鬼の首に刀を振るう瞬間だった。

これはだめだ。頭の中に警告音がなる。

しかしこの距離では間に合わない、刃も届かない。

だが、錆兎の刀がぱきんと折れる音を聞いた瞬間

体は勝手に動いていた。

足は地面をけり、一瞬の間に呼吸を使って錆兎に迫る手を切り落としていた。

無意識のうちに神速を使ってた。

「大丈夫錆兎!!」

「A!!どうしてここに!!」

「詳しいことは後で!!」

刀は折れたものの錆兎自身は無事だった。

「まだ居たのか、俺の可愛い狐。遊びがいがあるなぁ」

実際に対峙すると手鬼は想像よりも大きく足がすくむけど

こんなところで引くわけにはいかない。

「これ以上犠牲は出させない!!ここであんたは私が倒す!!」

地面をけり手鬼に向かって一直線に走り出した。

ボコボコ

足元から土を掘り進む音が聞こえた。

「手の位置は!!わかる!!」

そう言いながら飛び上がると案の定

私がいた位置から手が飛び出してきた。

「よけたか、だが空中では俺の技は躱せないなぁ。」

「しまっ!!」

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作者名:さきた | 作成日時:2020年2月28日 19時

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