１４．ごめんなさい！！ ページ16
「そこの男！！大人しく手を挙げろ！！」
何かと思い振り返ると拳銃を構えた警官がこちらに銃口を向けていた。
「通報を受けてきてみればなんて大惨事だ！詳しいことは署で聞かせてもらう、ついてこい！！」
「ま、待ってください！この人は何もしてｎ「そう言えと脅されていたんだね。でももう大丈夫だよ。」ち、違います！」
「この子は怪我がひどい病院につれて行ってやれ。」
「待って！悲鳴嶼さん！！悲鳴嶼さん！！」
傷と疲労で大した抵抗もできず悲鳴嶼さんは警官に連れて行かれてしまった。
次に私が目を覚ましたのは病院のベットだった。
ここは町の病院らしく私は怪我の痛みで気絶をし、丸三日ほど眠ったままだったらしい。
看護師の人の話によると子供たちが警察署に飛び込んできて、口々に怖いものに襲われてる
助けてほしいと言ってきたのだとか。そこで警官が急いで行ってみたらあの惨状だったと。
鬼も灰になってしまっていておらず見るからにボロボロな私を見て悲鳴嶼さんに容疑がかかってしまったようだった。
私も何度も悲鳴嶼さんは何もしていないと訴えたが相手にしてもらえず、
そうこうしているうちに怪我も治り普通に動くことができるようになった。
医者はこんなにも早く怪我が治るはずがないと驚いていたが治ったものは
治ったので病院も退院させてもらった。
悲鳴嶼さんと面会をさせてほしいと刑務所へも行ったっが子供が罪人とあってどうすると
門前払いされてしまった。ので、悲鳴嶼さんとの再会もできなかった。
なくなく私はじいちゃんの待つ家へと帰ったのだが、無断で外出をし帰ってこず、
あまつさえ鬼と戦って大怪我をしたせいでじいちゃんにはこっぴどく叱られた。
「はい！心配をかけて本当にごめんなさい！」
「まったく、儂は毎日心配で心配で！二度目はないからの！！」
そう怒るじいちゃんの目の下にはうっすらと隈ができていた。
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作者名：さきた | 作成日時：2020年2月28日 19時
