４９.解決策を ページ7
遊馬 side
次の日。アニキは、何の迷いもなく怜治さんたちに咲羅がいじめられていることを報告した。
俺らに関わっていることだったし、アニキと俺だけじゃ解決策が思いつかなかったってのもある。
「咲羅さんが……？」
ショックを受けたような顔で怜治さんが言う。他も同じような表情で驚いていた。
予想通りの反応だ。
親しくしてたやつがいじめられてるなんて知ったら、そりゃあそうだろう。
「全てというわけではありませんが、私達が親しくしたことも原因のひとつです」
さらにアニキが容赦なく言い放つ。みんなの顔がさらに暗くなった。
「僕たちが直接話してみてはどうでしょう？そうすればやめてもらえるかも」
楓の提案に妹尾があっさり首を振る。
「そら逆効果や。むしろ逆恨みして悪化してまう」
それに頷くアニキと怜治さんを見て、そっか、と楓がため息をつく。
「でもでも」
ずっと黙っていたバンちゃんが、黙りこくったみんなの代わりに口を開いた。
そして、とんでもないことを口に出す。
「そのいじめをどうにかするより先に、花壇を元通りにしてあげようよ」
その場にいたバンちゃんを除く全員がは？という顔をした。こんなときに何を考えてるんだ。
「だってさ、桜ちゃんは俺たちにバレるのが嫌だったんでしょ？なら、本人に何も聞かないで勝手に事を進めるのはよくないんじゃないかにゃ？それに、なんもいい方法思い付かないんだし」
だったら、少しでも桜ちゃんを喜ばせてあげたいと思わない？とバンちゃんが問いかけた。
それは……確かにそうだ。
出ない案を延々と考えていたってそれは時間の無駄だ。
「それもそう、だけど……」
怜治さんがかなり不満そうに認めた。
「なら決定〜!! お静、あとは頼んだにゃ！」
バンちゃんはそんなことも気にしてねぇけど。さすがと言うべきか。
「なぜ私なのですか……」
「お静一番詳しいでしょ！」
で、こんな感じでなぜか「花壇を復活させよう作戦」が始まった。
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蒼(プロフ) - …高校離れたから、もうだいぶ会うことも少なくなったけどね。 (2016年7月12日 21時) (
レス) id: 845aea6d7a (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - 蒼さん» 確かに、こんな人本当にいたらかなり疲れそう・・・ファイト！ (2016年7月11日 7時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - マジで大変なんだからね、付き合うの。 (2016年7月11日 6時) (レス) id: 845aea6d7a (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - 蒼さん» ｗｗｗそう言うと思った！言ってみただけだよ〜ｗ (2016年7月7日 16時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - 会わないほうがいいと…(-_-;) (2016年7月6日 22時) (レス) id: 845aea6d7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫奈 | 作成日時：2016年4月20日 9時
