５８.両想い ページ21
A side
さんざん泣いた後、しばらくベンチに座って、私も、静馬先輩も何も言わなかった。
・・・静馬先輩の、こ、告白の返事しなきゃとは思ったのだけど。
言葉が出てこない。
ていうか恥ずかしすぎる。
なんだろう、あそこまで泣かなくてよかったんじゃないかとか。
あきられたかもしれない。
でも言えるわけない。
静馬先輩にそんなことを言われるなんて思ってもいなかったから、嬉しすぎて泣いたなんて。
言えるわけがないじゃない。
A「・・・」
ちらっと横目で見てみるけど、こっちを向いてないから表情はよくわからない。
このままお昼休み終わりそうだな。
’
’
’
静馬「Aさん」
そろそろお昼休みが終わる、っていうとき、静馬先輩が話しかけてきた。
A「は、はい」
思わず声が裏返る。
静馬「さっきの・・・ことですが」
A「はい。」
さっきのとは、多分告白のこと。
静馬先輩の方を向くと、静馬先輩もこちらを向いていた。
静馬「・・・私と、付き合ってくれますか？」
真っ直ぐ、言われた。
A「っ・・・」
とっさに言葉が出てこない。
恥ずかしくて顔が赤くなってくるのがわかる。
でも、頑張って勇気を振り絞って、
A「・・・・・・はい」
返事をした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼(プロフ) - …高校離れたから、もうだいぶ会うことも少なくなったけどね。 (2016年7月12日 21時) (
レス) id: 845aea6d7a (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - 蒼さん» 確かに、こんな人本当にいたらかなり疲れそう・・・ファイト！ (2016年7月11日 7時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - マジで大変なんだからね、付き合うの。 (2016年7月11日 6時) (レス) id: 845aea6d7a (このIDを非表示/違反報告)
姫奈 - 蒼さん» ｗｗｗそう言うと思った！言ってみただけだよ〜ｗ (2016年7月7日 16時) (レス) id: 366548b939 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - 会わないほうがいいと…(-_-;) (2016年7月6日 22時) (レス) id: 845aea6d7a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：姫奈 | 作成日時：2016年4月20日 9時
