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TH「あの、っ」
近くの交番に行ってオッパが声を出せば中にいる警察官はみんな目を丸くする
それもそのはずだ、目の前に殺人犯がいるんだから
少し身構えて拳銃をすぐに取り出せるようにしている警察に背筋がゾクっとした
TH「A、大丈夫」
オッパの握る手が少し強くなって緊張感が走る
『私、虐待、されてます』
警察官は皆、私とオッパを交互に見て固まっている
TH「これ、証拠です。それから、俺も話しますから」
その言葉にハッとしたのか警察官がすぐにオッパを取り押さえる
そこからはあまり覚えていない
奥でじっとしているオッパが私を見つめていて
私は一人の警察官にことの顛末を話した
母とジュノさんは無事に捕まるとのことだった
行くあてもない私はとりあえず端の椅子に座る
「お前、今までどこにいたんだ？」
TH「近くの森の小屋です」
「一人で、か？」
TH「当たり前でしょう」
『、っ、、』
‘’A、俺と一緒にいたことは言わないでね‘’
何もできない無力な自分に腹が立つ
・
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作者名：ぷよ
| 作成日時：2021年10月8日 1時
