39 TH ページ39
【TH side】
「オッパ、私、オッパが好き。私を、私を抱いてくださいっ、」
突然小屋に入ってきたAの目は真っ赤だった
何を言い出すかと思えば抱いてくださいだなんて
身体を大切にしなさい
散々色んな女を抱きまくっていた俺が柄にも合わないことを言おうとしているというのに
‘’あんな人が触れた身体で息をしたくない‘’
先ほどまでヌナがされていたようにAの体に触れていたのか
そう思うと腹が立った
だけど人を殺したこの手でAに触れるのは自分が許せなかった
‘’上書きして‘’だなんてどこで覚えてきたのか
オッパがいいの、なんて可愛いことを言うAにキスを落とせば顔をトロンとさせるから歯止めが効かなくなってしまう
今俺の腕の中で眠るこの少女は何を考えているのだろうか
俺がいなくなったらすぐに消えてしまいそうなくらい儚くて
どうやら俺は相当Aに依存してしまっているみたい
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作者名:ぷよ | 作成日時:2021年10月8日 1時