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36 JK ページ36
『ミヨンっ、』
彼女の名前を呼べば泣いているというのに
「ジョングクっ！私は大丈夫だよ」
そうやって無理に笑うんだ
そこから時が経って俺はたくさんの友達ができた
昔はミヨンしかいなくていつも孤独だったのに
それに比べて友達が多かったミヨンは孤独になっていった
会うたびに増える生傷に俺は恐怖を覚えた
俺が友達だから、助けてあげなきゃ
そう思っているのに俺は一歩も動けなかった
「ジョングク、ミヨンちゃんとは関わったりしちゃダメよ」
オンマの言葉に腹が立った
虐待されている子供を放っておくのか
今まではミヨンちゃんがお嫁さんに来てくれれば〜なんて笑っていたくせに
ミヨンのことを考えると周りの人全員が嫌いになってしまいそうだった
だから自然とミヨンと関わるのをやめた
ミヨンが可哀想、そんな上部の同情をしながら何もできない俺は一番最低なのかもしれない
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作者名：ぷよ
| 作成日時：2021年10月8日 1時
