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JN「なんで？
しかも、何、立ち上がってんの？
ベッドで寝てないとダメでしょ。」
いやいや、先輩がインターホンを鳴らしたから、玄関に行ったんですけど！？
有無を言わさず私の部屋へと入ってきて、呆然と立ち尽くす私をひょいと軽々抱き上げた。
『ひっ、何するんですかっ！？』
JN「そんなに暴れたら落ちるよ。大人しくして。」
先輩、か弱そうに見えて、案外力持ちなんだな…じゃなくて。
よろけることも無く、私を抱えたままベッドまで歩いて行き、ゆっくりとその上に下ろす。
そして、布団をバッと私にかける。
『あの、先輩、体調大丈夫…じゃないですよね！？
若干鼻声な気もするし。
なんでここへ？』
JN「朝よりは熱下がってる。」
私のベッドに腰かけ、私を見下ろす先輩。
熱のせいか、瞳が潤んで見える。
というか、お風呂！！とにかく私はお風呂に入らなければ。
先輩に、こんなボロボロな姿を見られたくない。
『先輩。ちょっと、これからシャワーを浴びてきます。』
JN「何言ってんの、ダメに決まってるでしょ。」
『入らないと、私は大切な何かを失ってしまいます。』
JN「風邪をひいてる時はお風呂入っちゃダメだよ。」
『無理です。』
JN「なんでそんなにお風呂に入りたがるの？」
察してくれ、馬鹿野郎。
そうだった。この人はデリカシーというものが欠如しているのでしたね。
『…だって…。汗かいたし。』
JN「そう。」
『昨日お風呂に入れてないし…』
JN「うん？」
『…そんな汚い自分を見られたくないです。』
JN「僕は構わないよ。汚いとも思わないし。
そんなことより、Aさんが無理して悪化する方が嫌だ。」
そんなことより。
いや、私にとってはそんなことなんてものではなくて、結構大きなことなんだけど。
真剣な顔して私を見るソクジン先輩。
どうやら、折れてくれるつもりはないらしい。
でも、私だって折れるつもりはない。
『分かりました。
それでは、お引き取りください。』
JN「え？」
『お風呂に入ってない状態で先輩と同じ空間に一緒にいられません。』
ソクジン先輩の眉がピクリと動く。
『シャワーを浴びれたら、私は今日一日、風邪ひきソクジン先輩と一緒にゆっくり過ごすのですが。
仕方ないですね。
あーあ、先輩と一緒にもっといたかったです。』
JN「部屋を暖めておこう。
風呂上りは温かい服を着てね。
髪をすぐに乾かそう。」
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ゆい - めちゃくちゃ素敵なお話で、一気読みしてしまいました(;;) ソクジン先輩にキュン死させられてます… (2021年5月11日 0時) (
レス) id: 9d555a2920 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめここ(プロフ) - 初コメ失礼致します。更新嬉しいです！ありがとうございます。ソクジン先輩が甘すぎて甘すぎて甘すぎて、もう。何度読み直したか分かりません！！何回読んでもキュンし過ぎて心臓が痛いです。。。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 270c5251ef (このIDを非表示/違反報告)
SARA(プロフ) - ソクジン先輩、好きです。まじでキュン死します (2021年5月6日 23時) (レス) id: 9e694fc3ce (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - アカン、アカン ソクジンが可愛すぎてアカーン ♪(/ω＼*) だって、僕と一緒にいたいって言った … はぁ〜ん 好きっ (2021年5月5日 9時) (レス) id: 318f1c501f (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - キュンキュンし過ぎて、心臓が止まりそうです。(≧◇≦) (2021年5月5日 9時) (レス) id: bc2f027781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年3月29日 21時
