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『でも、実際にUSBにデータがあるし、サラちゃんはソクジン先輩があの日の朝に私のパソコンを操作しているのを見たって。
私だって、ソクジン先輩がそんなことする人じゃないって信じたいよ。』
TH「じゃあ、信じたらいいんじゃない？」
『信じるも何も、実際に、』
TH「俺はソクジン先輩じゃないから、本当のことは知らない。
でも、俺でも分かるよ？
ソクジン先輩が人のデータを消すなんてことしないって。
しかも、Aのデータなら尚更。
どれだけ、あの人がAに対して過保護でいると思ってるの？」
『っ…。』
TH「俺はそんなにソクジン先輩と話したわけでも、ましてや部署まで変わったからそんなに知らないけど。
でも、そんな俺でも分かるよ？
ソクジン先輩はそんなことしないって。」
テヒョンに言われた。
先輩が実は優しくて面倒見が良くて、素敵な人だなんて。
私が1番よく知ってるのに。
布団をおでこの辺りまでかぶり、滲む涙を布団で拭う。
熱のせいか、いつも以上に、涙腺は簡単に緩む。
『私、ソクジン先輩に酷いこと言っちゃった。』
TH「それで熱を出したの？」
『いや、さすがにそれでは熱は出ないと思うけど。』
TH「考えすぎて知恵熱でも出たの？」
『…そうなのかな。』
TH「…俺の時はそんなにならなかったのに。」
『へ？』
小さな声でボソッと落とした言葉は、曖昧にしか聞き取れず、聞き返してもテヒョンはにっこりと笑うだけだった。
TH「ほら、薬も飲んだし、早く寝なさい。
俺も仕事戻るから。」
『ありがとう、テヒョン。』
TH「いいって。
親友なんだから、これくらいさせてよ。」
無邪気な笑顔に、心がじんわりあたたかくなる。
また、テヒョンに元気を貰った。
テヒョンが帰って行き、少しの間再び眠った。
ピンポーン、とインターホンの音で目を覚ます。
時計を確認すれば、テヒョンが帰ってから1時間が経過していた。
誰だろう。
薬のおかげで少しは楽になり、鏡を見て乱れた髪を手ぐしで直し、玄関へと向かう。
『え…、なんで。』
扉を開ければ、マスクをしたソクジン先輩が立っていた。
なんで、先輩がここへ？？
しかも、私、昨日お風呂入ってないし、汗もたくさんかいたし、部屋着だし、髪もボサボサだし。
『み、見ないでください。』
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ゆい - めちゃくちゃ素敵なお話で、一気読みしてしまいました(;;) ソクジン先輩にキュン死させられてます… (2021年5月11日 0時) (
レス) id: 9d555a2920 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめここ(プロフ) - 初コメ失礼致します。更新嬉しいです！ありがとうございます。ソクジン先輩が甘すぎて甘すぎて甘すぎて、もう。何度読み直したか分かりません！！何回読んでもキュンし過ぎて心臓が痛いです。。。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 270c5251ef (このIDを非表示/違反報告)
SARA(プロフ) - ソクジン先輩、好きです。まじでキュン死します (2021年5月6日 23時) (レス) id: 9e694fc3ce (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - アカン、アカン ソクジンが可愛すぎてアカーン ♪(/ω＼*) だって、僕と一緒にいたいって言った … はぁ〜ん 好きっ (2021年5月5日 9時) (レス) id: 318f1c501f (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - キュンキュンし過ぎて、心臓が止まりそうです。(≧◇≦) (2021年5月5日 9時) (レス) id: bc2f027781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年3月29日 21時
