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『テヒョンだって忙しいのに…ごめんね。
私は大丈夫。』
TH「大丈夫じゃないでしょ。
そんな辛そうな顔をして。
Aがこんな熱を出すなんて、初めてじゃない？
さっき、医者を呼んで診てもらったよ。
食欲は？
まぁ、無くても、少しは食べてね。
薬さえ飲めば、楽になると思うから。
レトルトのお粥買ってきたから、今温めてくる。」
『…ありがとう。』
立ち上がり、台所の方へと歩いて行くテヒョン。
テヒョンが作ってくれたお粥を食べ、薬を飲んでベッドに座る。
TH「…なんかあった？」
『え？』
優しく微笑みながら、私を見つめるテヒョン。
こうやってテヒョンとゆっくり話すのは社員旅行ぶりだ。
テヒョンが部署を変わって、本当に会う機会が減ったな。
TH「…ソクジン先輩？」
『違う！』
TH「即座に否定したってことは、そういうことだよね？
Aさ、嘘つけないんだから、正直に話せばいいよ。
俺とAの仲でしょ？」
いつものテヒョンだ。
いつもの優しいテヒョン。
『…そうだよ。ソクジン先輩と喧嘩したの。』
TH「へぇ。喧嘩…なんで？」
『あのデータ消したの…ソクジン先輩だったって。』
TH「ん？データ？」
まぁ、それだけでは無いんだけど。
御本人様に、あなたのことを勧められて嫌だったなんて言えるわけが無い。
TH「データって、あの？ユンギヒョンに頼まれていたやつ？」
『うん。ソクジン先輩が消したらしい。』
TH「…え？ソクジン先輩が？
それはありえないよ。
誰がそんなこと言ったの？」
サラちゃんの名前を出そうとしたけど、テヒョンの彼女だ。
なんとなく言わない方が良い気がして、口を閉じた。
TH「…もしかして、サラ？」
『あ、いや、そんな…こと、』
TH「なるほどね。ふーん。へぇ。」
テヒョンの顔つきが少し怖くなる。
笑っている。けれど瞳はとても冷たい。
『テヒョン？』
TH「あ、で？それをソクジン先輩に言ったの？」
すぐにいつものテヒョンに戻った。
先程の怖い雰囲気も気の所為だったのだろうか。
『言ったよ。
消えた私のデータが入ってるUSBを渡された。』
TH「うん。それで？」
『投げ返した。』
TH「まじか。」
テヒョンは少しだけ考え、そしてにっこり笑う。
TH「ソクジン先輩は消すなんてことしないと思うよ。」
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ゆい - めちゃくちゃ素敵なお話で、一気読みしてしまいました(;;) ソクジン先輩にキュン死させられてます… (2021年5月11日 0時) (
レス) id: 9d555a2920 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめここ(プロフ) - 初コメ失礼致します。更新嬉しいです！ありがとうございます。ソクジン先輩が甘すぎて甘すぎて甘すぎて、もう。何度読み直したか分かりません！！何回読んでもキュンし過ぎて心臓が痛いです。。。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 270c5251ef (このIDを非表示/違反報告)
SARA(プロフ) - ソクジン先輩、好きです。まじでキュン死します (2021年5月6日 23時) (レス) id: 9e694fc3ce (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - アカン、アカン ソクジンが可愛すぎてアカーン ♪(/ω＼*) だって、僕と一緒にいたいって言った … はぁ〜ん 好きっ (2021年5月5日 9時) (レス) id: 318f1c501f (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - キュンキュンし過ぎて、心臓が止まりそうです。(≧◇≦) (2021年5月5日 9時) (レス) id: bc2f027781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年3月29日 21時
