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いつも気だるそうなユンギ先輩が珍しく慌てている。
そんな珍しい光景に少しだけ、笑ってしまう。
『先輩が面白いです…』
YG「お願いだから笑いながら泣くとかいう器用なことはやめてくれ。
荷物取って来てやるから。
家まで送ってやるから。
だから、俺の車で待ってろ。」
『いや、そこまでしてもらうわけには！！！！』
YG「この前、資料を作ってもらったろ？
商談、全て上手くいったんだ。
そのお礼も兼ねて、な？」
私の頭をポンポンと撫でて目を細め、部署の方へと歩いていく。
なんて優しい先輩なんだろうか。
…まぁ、その資料が発端で、ソクジン先輩と喧嘩したんですけどね。
先輩が家まで送ってくれ、私は静かな部屋で1人、泣き続けた。
好きになるんじゃなかった。
絶対好きになるもんか‥‥そう思っていたのに。
泣きすぎて、意識は朦朧としてくる。
ズキズキする頭は、自分が何に対して泣いているのかもうやむやにさせる。
明日から、ソクジン先輩にどんな顔をして会えばいいだろうか。
もう、先輩は私の隣にいてくれなくなるのかな。
もう、あの非常階段に呼ばれることも、会うこともなくなるのかな。
それに、先輩が本当に私のデータを消したのかな。
信じていたのにな。
…大好きなのにな。
…で、熱出すかな、普通。
JK「ヌナ。３８度。珍しいね、熱出すの。」
体温計を眺めながら、私の額に手を乗せるジョングク。
JK「昨日、家に帰ったら電気も点けずに布団にくるまってるし、なんか、泣いてるし。
泣くほど、体が辛かったの？」
昨日帰ってからもしばらく泣き続け、真っ暗になった部屋で更に泣き続け、いつの間にか意識を手放していた。
目覚めた時にはジョングクがいて、私の額には冷えピタが貼られていた。
なんて散々な日だろうか。
知りたくなかった事実を知り、更には他の男との恋を勧められ、喧嘩をし、頭が痛くなるほど泣き。
JK「会社には連絡した？休むって。」
『うん。した。』
JK「俺も休もうかな、会社。」
『何馬鹿なことを言ってるんだ。
早く行きなよ。
今日は弁当作れなくてごめんね。』
JK「…何言ってるの。
ヌナはしっかり休んで？
全く。
ソクジニヒョンも熱を出したみたいだし、2人して何してんだか。」
…ん？ソクジン先輩も？
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ゆい - めちゃくちゃ素敵なお話で、一気読みしてしまいました(;;) ソクジン先輩にキュン死させられてます… (2021年5月11日 0時) (
レス) id: 9d555a2920 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめここ(プロフ) - 初コメ失礼致します。更新嬉しいです！ありがとうございます。ソクジン先輩が甘すぎて甘すぎて甘すぎて、もう。何度読み直したか分かりません！！何回読んでもキュンし過ぎて心臓が痛いです。。。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 270c5251ef (このIDを非表示/違反報告)
SARA(プロフ) - ソクジン先輩、好きです。まじでキュン死します (2021年5月6日 23時) (レス) id: 9e694fc3ce (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - アカン、アカン ソクジンが可愛すぎてアカーン ♪(/ω＼*) だって、僕と一緒にいたいって言った … はぁ〜ん 好きっ (2021年5月5日 9時) (レス) id: 318f1c501f (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - キュンキュンし過ぎて、心臓が止まりそうです。(≧◇≦) (2021年5月5日 9時) (レス) id: bc2f027781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年3月29日 21時
