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『だから、なんでそうなる！？
今テヒョンのことは関係なくて、データを消したことを話していて、だから。』
USBを私の手に掴ませ、立ち上がる先輩。
JN「もう、ここで会うのもやめよう。
安心して。Aさんがテヒョンのことを好きでいるのは誰にも言わないから。
もう、僕の言うことなんて聞かなくていいよ。
だから、テヒョンと幸せにね。」
『っ、良かったです！！
もう、ソクジン先輩の無茶苦茶な要求にも答えなくて済むんですね！！
清々します。』
私たちはいつもこうだ。
売り言葉に買い言葉。
言い合いしてばかり。
先輩が私のデータを消していたということよりも、今はここにテヒョンのことを出され、テヒョンと幸せにね、なんて言われていることが凄く悲しくて、凄く腹が立つ。
いや、データを消されていたのもかなりの問題なんだけどね！？
JN「…なんで、こううまくいかないんだろうね。」
ボソッと呟いて溜息を吐き出すソクジン先輩。
私だって、聞きたい。
ソクジン先輩に喜んで欲しくて、先輩の笑顔を思い浮かべながら弁当を作った。
それを美味しいって言って食べてもらえて嬉しかったのに、なんで今、こうやって喧嘩しているんだろう。
なんで今、泣いているのだろう。
JN「君に出会って、うまくいかないことばかりだ。」
『それって、私のせいですか。』
涙を拭いながら声を振り絞る。
JN「そうかもね。君のせいだ。」
そんなハッキリ言わなくたって。
『ソクジン先輩の馬鹿野郎！！！！！！！！』
USBを先輩の胸倉向かってぶん投げ、走ってその場から逃げる。
ハッキリ言った。ハッキリ言いやがった。
うまくいかないのは私のせいだって。
そりゃあそうだろうよ。
今まで順風満帆に生きてきたんでしょうよ。
幸せに過ごして来たのに、私が困らせまくってるんだ。
YG「おー、A。…え。お前、泣いてんの。」
『ユンギ先輩！！！！
これは汗です！！』
YG「おう、汗な。…お前は器用に目から涙が出るんだな。」
『そうです、器用なんです、とっても。』
YG「…なわけあるか。」
いつもの優しいユンギ先輩に、更に涙は溢れ出す。
YG「ちょ、なんか俺が泣かしてるみたいじゃん。」
『ユンギ先輩が泣かしました！！』
YG「いや、周りの目が怖いから。
ほら、泣くな。今日はもう早退しろ。
どうせ有給が有り余ってるんだろ？
いつ使う？今だろ！！！」
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ゆい - めちゃくちゃ素敵なお話で、一気読みしてしまいました(;;) ソクジン先輩にキュン死させられてます… (2021年5月11日 0時) (
レス) id: 9d555a2920 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめここ(プロフ) - 初コメ失礼致します。更新嬉しいです！ありがとうございます。ソクジン先輩が甘すぎて甘すぎて甘すぎて、もう。何度読み直したか分かりません！！何回読んでもキュンし過ぎて心臓が痛いです。。。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 270c5251ef (このIDを非表示/違反報告)
SARA(プロフ) - ソクジン先輩、好きです。まじでキュン死します (2021年5月6日 23時) (レス) id: 9e694fc3ce (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - アカン、アカン ソクジンが可愛すぎてアカーン ♪(/ω＼*) だって、僕と一緒にいたいって言った … はぁ〜ん 好きっ (2021年5月5日 9時) (レス) id: 318f1c501f (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - キュンキュンし過ぎて、心臓が止まりそうです。(≧◇≦) (2021年5月5日 9時) (レス) id: bc2f027781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年3月29日 21時
