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『そんなわけないです。
いつもはベッドですよ。
私を何だと思っているんですか。』
JN「そ。なら、ベッドで寝なよ。
旅行だからって、そんな変なところで寝ないでよ。」
…は？
表情ひとつ変えずにそう言ってのける先輩。
だけども。だけどもよ？
私と先輩が同じベッドで寝るということに、なんの違和感も抵抗もないわけ？
一応私は女で、先輩は男で…。
あぁ、なるほど。
私は女と見なされていないのかもしれない。
だって、ソクジン先輩だもん。
いや、でも、女と見なしてない奴にキスをしたよね？
…んん？
JN「何でそんなに難しそうな顔をしているの？」
『私、女ですよね？』
JN「え？僕にそれを聞くの？
僕よりAさんの方がよく知っていると思うけど。
…っていうか、僕は男にはキスはしないよ。
そういう人もいるかもしれないけど、僕に限った話だと、僕は女性にしかキスをしない。」
『それは、まぁ…自分の認識と合っていて良かったです。』
JN「？」
なら、尚更。なんで、そんな普通に私をベッドに誘えるわけ？
あれか？私にそんな色気は感じないから、何も起こらないと？
まぁ、それなら納得できる。
先輩にとって、私と一緒のベッドで寝ることは、犬と寝ることと同じなのか。
そうかそうか、そういうことか。
なら、こんなに意識している私の方が、恥ずかしいってもんだ。
気にせず、気にせず…。
私も、アルパカと一緒に寝るぞというていでいこう。
覚悟を決め、無言で立ち上がってスタスタとベッドに近寄っていき、ボフンと音を立てて体をベッドに沈める。
JN「Aさんって、時々分からない時があるよね。」
『あなたがそれを言いますか。』
JN「電気を消すよ。」
『うぃ。』
電気が消え、視界が真っ暗になる。
布の擦れる音がして、ソクジン先輩が隣に寝転んだ気配を感じる。
ファサッと布団をかけられ、いよいよ、ソクジン先輩と同じ布の中。
チラッと確認すれば、ソクジン先輩の広い背中が見える。
いくら大きいベッドだと言えど、2人が寝転ぶにはそんなに広くない。
思ったよりも近い距離にある先輩の背中に、心臓は暴れまくっている。
…にしても、一緒に眠っても、何のアレもないって。
いや、無くても良いんだけどね。
というか、普通ないよね。
だって、付き合ってもいない男女が一緒のベッドで寝て、何かがおっぱじめられたら、それはそれで問題だ。
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ゆい - めちゃくちゃ素敵なお話で、一気読みしてしまいました(;;) ソクジン先輩にキュン死させられてます… (2021年5月11日 0時) (
レス) id: 9d555a2920 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめここ(プロフ) - 初コメ失礼致します。更新嬉しいです！ありがとうございます。ソクジン先輩が甘すぎて甘すぎて甘すぎて、もう。何度読み直したか分かりません！！何回読んでもキュンし過ぎて心臓が痛いです。。。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 270c5251ef (このIDを非表示/違反報告)
SARA(プロフ) - ソクジン先輩、好きです。まじでキュン死します (2021年5月6日 23時) (レス) id: 9e694fc3ce (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - アカン、アカン ソクジンが可愛すぎてアカーン ♪(/ω＼*) だって、僕と一緒にいたいって言った … はぁ〜ん 好きっ (2021年5月5日 9時) (レス) id: 318f1c501f (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - キュンキュンし過ぎて、心臓が止まりそうです。(≧◇≦) (2021年5月5日 9時) (レス) id: bc2f027781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年3月29日 21時
