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『ソクジン先輩、サラちゃんと一緒に歩いていたじゃないですか。
私なんかと一緒に過ごさなくたって、サラちゃんと一緒に楽しい思い出作ってるじゃないですか。』
泣きそうになるのを我慢して、不貞腐れた態度でそう言えば、ソクジン先輩はきょとんとした顔を浮かべ、首を傾げる。
JN「それは、誰？」
『は？』
JN「サラ…？誰のことだろう。」
わりと本気で思い出そうとしている仕草に、呆気に取られる。
『同じ部署の後輩じゃないですか。
イム・サラ。』
JN「あぁ、イムさんね。
そんな名前だったっけ。」
『…は？』
いや、同じ部署の後輩でしょ？
しかも、テヒョンと付き合っているし、私も何度か名前を出したことがある。
ポカンと大口開けて立ち尽くしている私。
ソクジン先輩は少しだけ考え込み、そして私の頭にポンと手を乗せた。
JN「僕は他人に興味はない。特に女性とか、どうでもいいと思うんだ。
まぁ、仕事をしやすいように、苗字くらいは覚えるさ。
でも、名前なんて覚えたところで、役には立たないだろう？」
…まぁ、なんと。
ソクジン先輩らしいと言えば、先輩らしい言葉。
人としてはどうかと思うけど。
JN「だからAさんは、もっと僕に興味を持たれているということ、誇りに思ったっていいんだよ。
そんな存在、この先も唯一無二だと思うんだけど。」
唯一無二…。
つい口が緩みそうになるのを、必死に耐える。
『ま、また、そんなこと言って。
でも、サラちゃんと歩いていたところ、私見ましたから。』
JN「まぁ、確かに。昼間、何か話しかけられたね。けれどその時、僕は珍しく腹が立っていたから、何を話したかとか覚えてないね。」
『ソクジン先輩が腹を立てる？
そんな珍しいことがあるんですね。』
JN「うん。自分でも驚いてるよ。
こんな感情を持ち合わせていたなんて。」
先輩が腹を立てる？
何に腹を立てたんだろう。
首を傾げる私を見て、小さくため息をつく先輩。
JN「本当に、君は問題児だよね。
誰のせいだと思ってるの？」
『…え？私ですか。』
JN「…朝のこと、僕の中では結構きたんだけど。」
『朝…？』
ああ。
『え！？そんな時間まで引きずっていたんですか！？
ソクジン先輩のことだから、私のことなんて、どうせ気にしてないだろうと思っていました。
だから、私だけだと…あの喧嘩を引きずったのは。』
JN「何なら、今でも。ムカムカしているよ。」
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ゆい - めちゃくちゃ素敵なお話で、一気読みしてしまいました(;;) ソクジン先輩にキュン死させられてます… (2021年5月11日 0時) (
レス) id: 9d555a2920 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめここ(プロフ) - 初コメ失礼致します。更新嬉しいです！ありがとうございます。ソクジン先輩が甘すぎて甘すぎて甘すぎて、もう。何度読み直したか分かりません！！何回読んでもキュンし過ぎて心臓が痛いです。。。 (2021年5月10日 22時) (レス) id: 270c5251ef (このIDを非表示/違反報告)
SARA(プロフ) - ソクジン先輩、好きです。まじでキュン死します (2021年5月6日 23時) (レス) id: 9e694fc3ce (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - アカン、アカン ソクジンが可愛すぎてアカーン ♪(/ω＼*) だって、僕と一緒にいたいって言った … はぁ〜ん 好きっ (2021年5月5日 9時) (レス) id: 318f1c501f (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - キュンキュンし過ぎて、心臓が止まりそうです。(≧◇≦) (2021年5月5日 9時) (レス) id: bc2f027781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年3月29日 21時
