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気まずい雰囲気に耐え切れず、テヒョンに背を向けて、３…４…と、ランプが点いては消える、フロアーの数字を見上げる。
早く、私たちの部署へとついてくれ。
気まずすぎて、それが悲しくて、涙が溢れてしまうそうだ。
５階のランプが点いたところで、エレベーターが停まる。
私たちの部署は６階。
つまり、５階から誰かが乗り込んでくるということだ。
２人きりではなくなる。
そのことに安堵しながら、エレベーターの隅の方へと寄る。
チンッと軽快な音と共に、開く扉。
‥‥え、嘘じゃん。
扉が開き、目の前に立っていたのは、昨日のゲーム男。
スーツを着こなし、首にはネームをぶら下げている。
�爛�ム・ソクジン��
もう、私の中では会うことのない人物のはずだった。
JN「あ、どうも。」
私を見て軽く会釈をし、エレベーターに乗り込んでくる。
テヒョンとゲーム男と、私。
エレベーターの箱の中が、更に気まずさに溢れかえる。
…いや、気まずいのは私だけか。
背筋を伸ばし、じーっと扉の方を見ているゲーム男、改め、ソクジン先輩。
昨日と同じ、無表情の彼が、どうか余計なことを口走りませんようにと心の中で祈る。
JN「…あ。」
ビクッと体が跳ねる。
JN「昨日のチョコ。ありがとう。」
そう言い終わるのが先か、到着したのが先か。
２度目の軽快なチンッは、更に重くなった空間に、虚しく響く。
何事も無かったかのように、先に降りて行くソクジン先輩。
JN「…降りないの？」
不思議そうに首を傾げながら私を見るソクジン先輩。
きっと、この人に悪気も何もない。
ただ、昨日勝手に食べたチョコのお礼を言わないといけないなぁと、ふいに思っただけだろう。
『降りますけど。』
姿の見えない、私の背後に立っているであろうテヒョンはどんな顔をしているだろうか。
まぁ、特に何も思っていないか。
だって、テヒョンにとって私は、フッた相手だもの。
ソクジン先輩を少しだけ睨み、６階へと降りる。
私に続いてテヒョンが降りてきたのが、気配で分かる。
JN「…今日は昨日みたいに泣いていないんだね。」
テヒョンには聞こえないくらいの声で、私にそう言う。
先程、悪気はないとか思ったけど、嘘だ。
絶対ワザとだ。
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JinJin?(プロフ) - 気になって会社に行くんじゃないかとは思ったけど、お弁当まで作って行こうとしてるなんて！もうジンくんは好きなんだね。 (2022年4月28日 22時) (
レス) @page43 id: 906ff65d51 (このIDを非表示/違反報告)
JinJin?(プロフ) - グクちゃん、いいよー！ヌナの代わりにテテにはっきり聞いてやってよ！ (2022年4月28日 21時) (レス) @page19 id: 906ff65d51 (このIDを非表示/違反報告)
Mimare(プロフ) - 笑いすぎて泣きそうwww (2022年3月17日 10時) (レス) @page30 id: 6a34c1c309 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 結局会社にJIN君が行ったんだと思うと切ないです（ ; ; ） (2021年3月12日 6時) (レス) id: e65f81d64f (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 更新待ってました！！！泣 ジンくん最高です((( (2021年3月9日 1時) (レス) id: f224d404b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年2月16日 21時
