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【⠀you side. 】
『テヒョン。』
TH「ん？」
『…やっぱり、テヒョンは先に帰って欲しい。」
TH「んー…なんで？」
綺麗な瞳に、悲しい色を乗せるテヒョン。
私は自分の椅子を押さえているテヒョンの手を椅子から剥がし、彼の膝の上に置いた。
『私、この仕事、集中してやりたいの。
せっかくユンギ先輩に任せてもらったんだし。
中途半端にはしたくない。』
TH「だから、俺が手伝うって、」
『テヒョンがいたら、私は集中できないと思う。』
2人きりの部屋が、しんと静まり返る。
TH「俺が邪魔ってこと？」
テヒョンの声が少しだけ震える。
テヒョンの表情を見て、彼を傷つけてしまったことに気付く。
『違う。邪魔だとか、そういう風には思っていない。
ただ、私の心の問題で…。
今、テヒョンといたら、私はテヒョンのことを考えてしまって、仕事に集中できないと思う。』
実際、テヒョンが私の隣に来てから、私の心の中は穏やかではない。
目の前の仕事に集中しないといけないのに、どうしても、テヒョンとのことを考えてしまう。
TH「そっか。
でもそれって、Aも俺の事を意識してくれてるってことだよね？」
悲しそうに笑ったテヒョンに、また胸はチクリと痛む。
TH「分かった。
俺、帰るよ。
でも、心配だから、仕事が終わって帰る時、電話してね。
車で迎えに来るよ。」
『いや、大丈夫だよ。
いざとなれば、ジョングクを呼び出すし！
テヒョンは早く帰って、ゆっくり休んで？』
TH「言ったでしょ？
俺がそうしたいの。
心配で、気が気じゃないから、そうさせて欲しい。
Aの為にすることは、全然苦じゃないし。
ね？」
ニッコリと目を細めるテヒョンに、私はそれ以上何も言えなかった。
優しいところ、いつまで経っても、変わらないね。
私はテヒョンのそんな優しいところに、惹かれたんだ。
テヒョンが帰って1人になった部屋で、パソコンと睨めっこをする。
集中したいからと追い返したのに、今、こうやってパソコンを睨んでも、テヒョンの笑顔が頭に浮かぶ。
私はどう足掻いたって、テヒョンのことが好きで仕方ないんだ。
このまま、2人が一緒になる未来が来るのだろうか。
あんなにテヒョンとの未来を望んだのに、今は何も見えてこない。
ただ、頭に浮かんでくるのは、テヒョンにフラれた時のあの心の傷と、たくさん泣いた苦しさだけ。
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JinJin?(プロフ) - 気になって会社に行くんじゃないかとは思ったけど、お弁当まで作って行こうとしてるなんて！もうジンくんは好きなんだね。 (2022年4月28日 22時) (
レス) @page43 id: 906ff65d51 (このIDを非表示/違反報告)
JinJin?(プロフ) - グクちゃん、いいよー！ヌナの代わりにテテにはっきり聞いてやってよ！ (2022年4月28日 21時) (レス) @page19 id: 906ff65d51 (このIDを非表示/違反報告)
Mimare(プロフ) - 笑いすぎて泣きそうwww (2022年3月17日 10時) (レス) @page30 id: 6a34c1c309 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 結局会社にJIN君が行ったんだと思うと切ないです（ ; ; ） (2021年3月12日 6時) (レス) id: e65f81d64f (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 更新待ってました！！！泣 ジンくん最高です((( (2021年3月9日 1時) (レス) id: f224d404b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年2月16日 21時
