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JN「僕は、テヒョンとAさんが一緒になる未来は望んでいない。」
ハッキリとそう言い切った。
その言葉の意味なんて全く伝わってこないが、何故か、彼の真剣な瞳に胸の奥が少しだけきゅんっと、小さく鳴った。
いや、いやいやいやいや。
相手はオタクで、無神経男で、悪魔で。
それなのに、きゅん…だなんて。
そんなの、ありえない話だ。
『それって、どういう意味ですか？』
JN「そのまんまの意味だよ。」
それが分からないんだって。
JN「Aさんは、僕に恋を教える義務がある。
だから、テヒョンなんかにうつつを抜かしている暇はないよ。」
『ぎ、義務！？
なんで、私がソクジン先輩にそんなものを教えないといけないんですか！？』
JN「だって、たくさんの経験があるんでしょ？
僕は恋なんてものに、今まで興味はなかったからね。」
『そんな、ファーストキスの相手に教えてもらえば良いじゃないですか。』
JN「あいつは、別にそういう関係でもないし。
ただの幼なじみだよ。」
ソクジン先輩にも、幼なじみがいるのか。
幼なじみと、付き合ってもいないのにファーストキスもその先も経験を？
どういう流れでそういう風になるんだ。
やっぱり、この人はよく分からない。
『じゃあ、お得意のゲームにでも教えてもらってください。』
JN「ゲームと現実は違うよ。」
そもそも、恋を教えるって。
本当の私は、ほぼテヒョンが初恋だし、そう考えると、ソクジン先輩の方が経験値は上だ。
例え、ソクジン先輩がポンコツだとは言え、私がソクジン先輩に教えられるものは何もない。
私は私の恋をどうすれば良いのかさえも分からないのに。
ソクジン先輩を置いて、デスクへと戻る。
既にテヒョンは帰って来ていて、自分のデスクへと突っ伏して眠っている。
今は、誰もいない…っと。
眠っているテヒョンの傍へと行き、そのフワフワの髪にそっと触れる。
こいつも、何を考えているのか全く分からない。
指先に触れる綺麗な髪に、心臓は高鳴る。
TH「んん、」
唸り声を上げるテヒョンに、ビクッと肩は震え、慌てて手を引っ込める。
ゆっくり頭を上げ、虚ろな目でポーっと私を見つめる。
TH「A？」
『あ、ごめん！えっと、ゴミが髪の毛についていて、』
苦し紛れの言い訳をするが、テヒョンは寝ぼけているのか、未だに私の顔を見つめたままだ。
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JinJin?(プロフ) - 気になって会社に行くんじゃないかとは思ったけど、お弁当まで作って行こうとしてるなんて！もうジンくんは好きなんだね。 (2022年4月28日 22時) (
レス) @page43 id: 906ff65d51 (このIDを非表示/違反報告)
JinJin?(プロフ) - グクちゃん、いいよー！ヌナの代わりにテテにはっきり聞いてやってよ！ (2022年4月28日 21時) (レス) @page19 id: 906ff65d51 (このIDを非表示/違反報告)
Mimare(プロフ) - 笑いすぎて泣きそうwww (2022年3月17日 10時) (レス) @page30 id: 6a34c1c309 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 結局会社にJIN君が行ったんだと思うと切ないです（ ; ; ） (2021年3月12日 6時) (レス) id: e65f81d64f (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 更新待ってました！！！泣 ジンくん最高です((( (2021年3月9日 1時) (レス) id: f224d404b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年2月16日 21時
