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『テヒョン。そんな、別に深い意味なんてなくって、』
ただ、ソクジン先輩との関係はちょっと複雑なものでして…。
そんな言い訳も言葉になる前に消えてしまう。
それほど、傷ついた表情をしていたからだ。
TH「…まぁ、いいよ。
これで分かった。」
『何を？』
TH「俺、ソクジン先輩が嫌いです。」
『え、何言ってるの！？先輩だよ？』
TH「先輩だとしても。
俺は嫌いです。」
キッパリと言い切ったテヒョンだけど、それに対して顔色ひとつ変えない。
JN「そう。
僕はお前のこと、嫌いではないよ。
嫌いではないけど、好きでもない。
興味がないからね。」
なんか、同期と先輩が堂々と喧嘩しているんですけど。
TH「Aは俺の同期です。
ちょっかい出すのはやめてください。」
JN「同期だから、何？
同期だから、Aさんはテヒョンの物…なんて縛りはないと思うんだけど。」
TH「っ…、ソクジン先輩は、Aの何なんですか？」
JN「僕？僕は、」
今までスラスラと言葉が出てきていたソクジン先輩だけど、急に黙り込んで、私を見る。
そりゃあ…まさか、テヒョンに失恋したことをネタに脅しているなんて、さすがのソクジン先輩だって言わないだろう。
JN「…Aさんの先輩だけど。」
TH「ほら、そっちだって、ただの先輩だ。
しかも、期間限定のね。
さっさと、自分の部署に戻ってください。」
JN「ほんと、おまえ、可愛くないね。」
今、私は何に巻き込まれているのだろうか。
昼休憩が終わるまで、あと１０分程度。
そろそろデスクに戻って一息つきたい。
『テヒョン！早くお弁当を食べないと時間がなくなるよ。』
TH「そうだったね。
Aの手料理は凄く美味しいもんね。
これが食べられるのは俺だけの特権だ。」
その言葉に、先輩の眉がピクッと動く。
JN「お弁当？」
『あ、家に忘れていたのを、ジョ…弟が届けてくれたみたいで。』
JN「ふうん。Aさんの手料理、ね。」
ソクジン先輩は、自分の顎に人差し指の第二関節をあて、少し考え込んでいる。
テヒョンは時計を見て、今度こそ焦ったのか、最後にソクジン先輩をもう一度睨んで、自分のデスクへと戻って行った。
JN「手料理…」
『私の料理なんて、ソクジン先輩のに比べたら、子どもが作ったような出来栄えです。』
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JinJin?(プロフ) - 気になって会社に行くんじゃないかとは思ったけど、お弁当まで作って行こうとしてるなんて！もうジンくんは好きなんだね。 (2022年4月28日 22時) (
レス) @page43 id: 906ff65d51 (このIDを非表示/違反報告)
JinJin?(プロフ) - グクちゃん、いいよー！ヌナの代わりにテテにはっきり聞いてやってよ！ (2022年4月28日 21時) (レス) @page19 id: 906ff65d51 (このIDを非表示/違反報告)
Mimare(プロフ) - 笑いすぎて泣きそうwww (2022年3月17日 10時) (レス) @page30 id: 6a34c1c309 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 結局会社にJIN君が行ったんだと思うと切ないです（ ; ; ） (2021年3月12日 6時) (レス) id: e65f81d64f (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 更新待ってました！！！泣 ジンくん最高です((( (2021年3月9日 1時) (レス) id: f224d404b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年2月16日 21時
